NHK大河ドラマ「青天を衝け」第9回「栄一と桜田門外の変」

自覚してなかった恋心に気が付いて、親友の縁談に割り込んで強奪婚の栄一さん!決して不平不満を言うつもりはないんですけど、少し心配になってしまいましたよ。何ってほら、これほどの大恋愛の末に…アレとなって旅立つのが、人間としてどうなのかなああ、みたいな~(汗)。

今日はのっけから来た~!こんばんは徳川家康です!時は安政五年。この言葉が叫ばれていました、「尊皇攘夷」!中国の朱子学の考えを水戸のご老公が日本風に置き換えた。時の御門孝明天皇も外国嫌いで大喜び。だから将軍ではなく斉昭様と繋がって、井伊大老は窮地に立って、水戸藩士や攘夷派を徹底的に処分しました。
その手は慶喜様擁立を狙っていた方々にも及びます。平岡様のお家にいた橋本佐内様にご忠告、お役人が狙ってますよ!左内様!橋本佐内様、迷惑をかけまいとさっさとご退席。それはでも…捕まりに行くようなものでは…(汗)。何やら覚悟の定まった左内様。堂々と出頭して縛に付かれました。
こうなりますと一橋家にも火の粉がかかるか?慶喜様のご処遇を差配する井伊大老です。かねて登城禁止措置中の一橋慶喜様に隠居・謹慎の処分が下りました。慶喜様…随分痩せられまして、めっきり歳を取られた感じでしたねええ。慶喜様に朱線を引いて、後は…。父の斉昭様に永蟄居、つまり生涯水戸から一歩も出るなとのお沙汰です。キビシイイッ!
江戸屋敷から追い出される斉昭様。ご家臣の皆様の悲しみやいかばかりかとおお~!武田耕雲斎様に詰め寄る藩士の皆様!自重するのじゃと諫める武田様ですが、だれも納得してない様子でした!こんなに愛される主君ってのもまた、うらやましい限りでございます。
血洗島村では~…栄一さんと千代さんの祝言が明けた早朝。照れ笑いの栄一さん…二枚目だから許される喜びの所作でございます。そんな所に珍客万来。江戸に武者修行中の尾高長七郎さんがおいでです。まるで尊皇の志士よ!この格好故祝言には顔を出さず、あえてこっそり忍んで来たその真意は?栄一、後で家に来いとの仰せ。何かあるなこれ。ドォ~ン、シャクリハタマタ~♪心配顔のご両親、いい顔してたよなああ♪

 先週は尊皇攘夷の先生の所で教えを受ける流れだった長七郎さん。今回故郷の顔なじみに声をかけるって事は、信者拡大か~!こうして仲間を勧誘させて人数増やして、実行した者はもう教えを裏切ることはできなくなるって言う一挙両独地獄の足場固めですよ!現代の新興宗教にも通じる営業活動ですよねええ~。
 さてさて、血洗島村での尊皇布教会では…。江戸は無茶苦茶、異人が持ち込んだコロリという妖術のせいだ!井伊大老が入れたのが悪いのだ!とまあ、たしかに運び入れたのは異人さんですけど、それは妖術でも呪いでもなく、単なる感染症なんですけど、時代の限界なんでしょうか、「妖術」という事になっております。なんかここら辺、すこしヒステリックな感じも漂いますねええ。
 そこに重ねて言うのは「天子様」!天子様は攘夷をお望みだ!日本の国を守るためには井伊大老一派を退けて天子様の叡慮に従って攘夷を断行すべし!っていう流れのオルグなんすよねええ~。
 このオルグ、長七郎様を押し立てて全てを仕切っていたのは惇忠様じゃないかと思うんですよ~。そもそもこの話を受け止める精神風土を作って来たのが惇忠様ですもんね。いってみれば血洗島の吉田松陰ですよ!見ようによっては…悪い人なのかもなああ(汗)。…って!よくよく考えてみたら!高杉君がおったわ~~♪
 女子衆は心配顔。そして若者衆も浮足立ってますが、市郎右衛門様世代は地に足の着いたご対応。百姓が何をするのか、お武家様にでもなったつもりかとダメ出しです。
 承服できねえとゴネル栄一さん。それを優しく受け止める千代様。前に同じことを言ってた?岡部のお殿様から命令されてたお代官様に対して、「承服できねえ」って反抗してましたっけ。
 だけど岡部の殿様に反抗したって意味はない、またほかのお武家様がやってきて同じことをするだけだと喝破する栄一さんです。その仕組み自体を変えなければ意味はないって!お代官様たちは下の者の事なんか考えない、百姓だと言うだけで軽く扱われるこの仕組みが!違うんじゃないか?この世が幕府がおかしいと言い出す栄一さんなのであります!
 俺はどうしたら良い?って、そんな主張をされても…当惑するばかりの千代さん。栄一さんったら、言うだけ言ったらスッキリしたって!寝てるし!なんだよこの人~(怒)!

 謹慎を申しつけられた慶喜様。雨戸を閉めて一室に籠って風呂にも入らず…引きこもりか~い!美賀君様曰く、身に覚えがないから強情を張っているのでしょう、と~。その気持ち分からなくもないですねええ。
 美賀君様から、その方の所為だと責められる円四郎様。ずっぽり怒られちゃいましたな。反論しようのないズボシメシですもんね。
締められた戸の外から円四郎様が主に訴える言い訳は…甲府勤番に左遷されたが、何としても生き延びて、また殿の家臣になりたいと仰る!装束がちゃんと左遷された感が出てましたね♪いい感じの田舎加減でしたよ♪
 慶喜様、少しお髭が伸びてらっしゃる。己の気持ちだけで突っ走ってごめんなさい。だから俺は生き延びますぜ!いつかきっとまたあなたの家臣になるために!
 慶喜様のお答えは、なら酒を控えよ。長命のコツは乾いておることじゃ!父上・斉昭様の教えだ~!息災を祈っておる。慶喜様の心遣いが身に染みる、円四郎様なのでございます。なんだか少し死にかけている感じの慶喜様。心の折れた感じがお労しい(泣)。

 橋本佐内様や吉田松陰様はこの時すでに斬首されております!まっこと厳しき赤鬼の弾圧!安政の大獄!日本中に暗い影を落とす、デスノートの朱色の線!後は…朝廷か…。上様と和宮様の縁組で公武一を天下に示すサンダンス軍曹。若年寄の安藤様もお仕事敢行。
 一方京では、和宮様が駄々をこねてはる!すでに許嫁のアルミの童が、なんで野蛮な東国に!しかしそこには悪だくみが!岩倉卿が唆す!和宮様を差し出して徳川を動かして攘夷をさせるのです!甘い見込みかもな、それ…。

 江戸の至誠塾では、情勢に反発する機運が張り裂けそうよ!大橋先生曰く、交易が始まって以来我が国の金がどんどん流出している、それもこれもイテキのたくらみ!数多の弾圧にもめげず、尊皇攘夷の意気は上がるばかりの日本国。
 鎖国政策はむしろ武士がやって来たことで、もともと朝廷的には交易上等たっだんじゃないかみたいな気もするワタクシでございます。ですけど断固攘夷!ってな。横浜の居留地界隈で沸き起こる異人殺傷事件!テロルの時代がやってまいりました。惨殺シーンなのにもったいないほどきれいな画像でしたねえ…。

 慶福様改め、将軍家茂様が井伊直弼様に言うよう。水戸家中の多くが浪士となってそなたを狙っておる。一度大老職を退いてはどうか?んだがしかし、先代将軍・家定様から直々に賜った今日の地位!でしょう?心配ご無用と大老職を全うするご所存でございます~。
 憎まれごとはこの直弼が甘んじて受けましょう。上様がご成長されたらすらりとお役御免で十分でございます。これはまた、忠臣の鑑ですなああ。明日狂言をご披露しますと約束した直弼様。さっそくリハーサル。そこにかぶさる謹慎中の慶喜様。雪をめでる斉昭様。その日は水戸も、江戸も雪でした。

 いよいよやって来ました、安政七年三月三日!狂言の台本を読みながら登城する井伊直弼様を襲う一団!たちまち暗殺!桜田門外の変でございます~。雪!雪の中!抜刀する一団!ピストルを構える者!斉昭様のショートカット!轟音!血しぶき!討たれた直弼様!直弼様…主役ではないけれども、こういう立ち位置を手練れの役者の方が固める布陣。悪くないですよね。これぞ大河!

 速報を受け取った水戸斉昭様!悶絶!ってのは、その下手人は敢えてわが家中を離れた者どもに違いなく、これで水戸は敵持ちになってしまったあぁぁ!
 天下の大老がおめおめと暗殺された一件。これで幕府の権威は地に落ちて、結局こういうのが維新に繋がっていくんすかね?心労の斉昭様はたちまち急死!奥様の胸に抱かれて、ありがとう連呼からのキスしつつの一巻の終わり。これはこれで幸せな最期なのかもなああ。
 慶喜様は謹慎の身ですから、父の死に目にも会えませんしお葬式にも出られません!なんたる親不孝者か!号泣する慶喜様なのでございます。こうして見ますと…慶喜様的にはむしろ徳川幕府を憎みこそすれ、愛する気持ちにはならないでしょう?そういう人を将軍にしたところで…詰んじゃったんだろうなあ徳川幕府。っていうか、大御所様!どう思われます?こういう顛末~?
 それにしても、ニューマップの草薙様、良い泣きを入れられましたわ。この人が年を取ったら、さぞや良い演技を残されるんでしょうなあ~。

 桜田門外の大ニュースは血洗島村にも齎されました。たちまち旅立ったのは、何事にも気が早い喜作さんだ!勉強のために江戸へ行きたいと願い出て既に父の許しを得ていたんで、さっさと旅立っちゃった!新妻の人はどうすんのよ?無責任だなああ~。
 村にはもう一人無責任な旦那様がいらっしゃいまして…。春の一時だけでいいから江戸へ行かせてほしいと、父に願い出ているのはモチのロンでポンでチーで、渋沢栄一さんだ~~!

 映像は美しくても、桜田門外に集ったあん人たちゃあテロリストにしか見えませんでした。そんで血洗島で喜んでいるあんちゃんたちは…ごめんなさい、半グレかと思っちゃった。尊皇攘夷の熱狂の中、正気を保ってしっかりしてて欲しかったんですけどねええ、栄一さんだけには…。
 だってだって、あんなに大騒ぎして千代さんと一緒になったんだからさあ。江戸に行くよか、妻を愛して家を守れよって思うのは、ワタクシが小さい人間だからでしょうかねええ