NHK大河ドラマ「いだてん」第39回「懐かしの満州」

藤山一郎先生の「なつかしの歌声」のモジリかと思ったら!何と見事にそのまま「懐かしの満州」っていう記録映画があったんですねえ~。満州国の全てを一本にまとめた伝説の作品だとか~♪

先週は東京五輪返上、太平洋戦争開戦、学徒出陣まで進みました。そんでも必ずいつかオリンピックをやってやると息巻く田畑まーちゃん政治君なのでありました。
今日は病室の志ん生師匠からスタート。鼻毛が長いよ!しーちゃんが抜いている最中、お酒買って来ましたと飛び込んでくる五りん君!仮病の一件がしーちゃんにバレちゃいやんの!
買ってきたのはウォッカ!ウォッカはダメだよ昔酷い目にあったんだから満州で!あれは戦争が終わる三か月くらい前だった…

昭和20年、志ん生師匠は満州へ慰問に向かいます。よ~しよし、笑わして戦意を喪失…ゲフンゲフン、いえいえ、戦意高揚さすためですよね!同行するのは三遊亭圓生師匠です。二大巨頭だ~。国民服で落語やってんの?そりゃあ面白くねえよなああ。
少年飛行兵になると言う息子の清君を諫める、父で師匠の志ん生師匠ですが、自分は満州に慰問に行くと!飲みたいからだろうと相手にしない奥様ですが、そんな中の空襲!ようやくナメクジ長屋から抜け出たと思ったら家が焼けちゃった!これじゃあ慰問どころじゃないかと思いきや、長女の美津子嬢が心配ないから行っといでよお父ちゃん♪好きなだけ酒飲んできなって・・いい子だなあ~。
この清君が後の馬生師匠なんですな。いろいろ繋がって来るのが面白いですなああ。

さて満州。どこへ行っても大うけで、一か月の慰問興行のはずが二か月に伸びて、あちらこちらを旅します。なあに志ん生師匠はお酒が飲めればそれで満足でさあ~。
五りん君の父と会わなかったのかと問われ、そう言やあ大連で変なのが訪ねて来たなああと師匠。これが多分「変なの」でしょう。中国の人から絵葉書を買う様子…ぱんっぱぱぱぱぱぱぱんっぱぱぱぱぱぱぱんっぱぱぱぱぱぱぱ~~んっ!

 満州の師匠の楽屋にやって来た見知らぬ青年。いえもうこっちはせんからご存じのあの人だ!小松勝君!恋女房と小さな息子を後に残して、さぞや苦労をされてるんでしょうなあ。もうすぐ沖縄に配置換えになる?ほほ~う。
 勝君は圓生師匠のファンみたいね。おお褒めです。んだけどこっちの人は…せからしか~!素人の怖いもの知らずでダメ出しです!志ん生師匠に対して、演じ方が成ってない!あれは短距離のフォームだって。うわあ…ここまで来ても頭ン中はマラソンでいっぱいなんだなアンタ。言わずと知れたあれですよ、久蔵が浅草から日本橋まで必死になって走る場面。圓喬師匠に走れと言われて覚えた噺でしたっけ…。
 勝君のダメ出しに戻りますと、長距離はもっと、ぎゃん上体ばそらして、ぎゃんアゴば引いて!呼吸法もなっとらん!四三先生のご著書まで持ち出した!マラソン選手じゃないでしょ久蔵は…(汗)。志ん生師匠もさすがに怒った!怒鳴りつけたら素直に逃げる勝君、逃げ足は速いぞ~。
 圓生師匠曰く、沖縄はもうじき陥落するって噂ですと~!

 落語家コンビは奉天にやってまいりました。大連からは随分離れた土地でございます。そこで一緒になった慰問の人は放送局のアナウンサー、小咄だって歌だって何でもござれの器用者。何を隠そう前を隠そう、森繁久彌その人だったのでございます~!
 森繁様の話では、船の燃料が足りなくなって帰国は難しい。沖縄では日本軍が全滅になった!戦況はかなり厳しいですな。沖縄と言えば大連で出会った小松勝君も沖縄に配置換えになると言ってました。じゃあ彼も…お陀仏でしょうなあ。ナムナム。
 森繁様の時世報告会はさらに続きます。ソビエト軍が北から日本に攻め込むとの噂もある!ゲゲッ、じゃあ奉天を通るかも!最前地じゃん!危ない所に来ちゃいましたな~。戦況は日本にとってさらに悪化、原爆投下ですよ!酷いことするよなあ…アメリカも…。

 8月も10日になりますと、もうソビエト軍が攻めて来るって噂が飛び交い、日本人は戦々恐々、どうやって逃げるか右往左往でございます。志ん生&圓生コンビも浮き足立っている所、ひったくり?いやいやあれれ?小松勝君です!からかって走らせて、大分ましになりましたなと茶化す!どうにもヘンテコな再会です。
 死んでなかった?沖縄に行ったんじゃなかったの?勝君によると出発前夜分隊長が、死にたい奴は行け、妻子を残してきた者は今すぐ逃げろ!見逃してやる…俺は死ぬのが怖い。自分が真っ先に軍服脱いで褌一丁で逃げ出した!あはははは~。軍人さんとしては失格かも知れんけど人間として分かるよ、分隊長。
 それにしても運が良かった勝君、大連へ行くと言う落語家コンビに同行したいと願い出ますが圓生師匠は断固お断り!そりゃそうだ、脱走兵だもんな。志ん生師匠も行こうとすると、とたんに「バーン」!銃声だ!
 日本人皆殺しの真っ最中の中国人!次はお前らだと迫って来ますが、二人を庇う勝君。勝君がさっき絵葉書を買ってあげた人だ!情けは人の為ならず、三人を助けてくださいました!勝君のお蔭で撃たれずに済んだ師匠!

 そんなこんなで終戦の日を迎えましたよ。内地じゃあみんなしてラジオさああ。あ、こっちでも流してんの?玉音放送。志ん生・圓生って超豪華な二人会を開催するはずだった大連の映画館は荒らされてます。中国の人から仕返しがあるかも!ってな状況。ソビエト軍だって怖いし!
まあでも開き直って、圓生師匠がガメて来たウォッカで一杯!いや二杯!三杯四杯、お酒があればそこは天国~?
 勝君の身の上話、四三先生と一緒に上京してオリンピックを目指してた。金栗先生に出会わなければ熊本にいたままだったのに~!四三先生に八つ当たりだ!畜生!せからしか!畜生!走りたか~。初めて勝君の劇場を見た感じよ。戦争は終わったけれど日本は負けたもうオリンピックには出られない…。
 圓生師匠と志ん生師匠の区別がつかない勝君。身の上話が始まります。勝君曰く、実は五歳になる一人息子がいるって~。志ん生師匠は自分の息子は後を継いで噺家になってくれると語ります。せがれの高座を聞くのが楽しみだ。勝君が返して一言、息子がオリンピック選手になったら嬉しかでしょうね…。
 その前にお前さんがオリンピックに出なくちゃという圓生師匠。さすがに人情噺の大家だな!ここまでくると情が移っちゃうよねええ~。んで、どうすんだ明日の二人会?

 大混乱の中でもムリクリ開催いたしました二人会。客なんか来ないだろうと思いきや、こんな状況だからこそ笑いたいのでしょうか、都合百人のお客様が集まりました。こうなったら笑って死にたい!思い切り笑わせてもらおうじゃねえかって、顔が暗いよみんな、もうヤケクソって感じヨ!これをどうやって笑わせたらいいのでしょう?さすがの志ん生師匠も困り顔だ。
 圓生師匠は「居残り佐平次」だ!居残りの皆さんひでえ顔をしてますな…落語も居残りの話でっせ!噺がうまいなあ、かっぽれかっぽれ!景気が良いぞ!やり過ぎじゃねえかって、志ん生師匠にはプレッシャーか?
 ここで勝君の提案は、「富久」でどうでしょう?こないだケチ付けられたからいやだとゴネル志ん生師匠ですが、そんなら距離を伸ばしたらいい、浅草から日本橋じゃなくて、浅草から芝まで走る!なんたって大騒ぎして走るんだから、10キロは走らんと!何だその理屈は~?
 そもそもそんなに走る奴がいるかよという師匠に対し、おりますよここに!走ってましたから!と答える勝君。日本で走っている四三先生、マラソン馬鹿の韋駄天った~~い!んで志ん生師匠のロングランバージョンの「富久」誕生~~♪
 旦那のお屋敷があるのが、ええ~~~~え、芝!芝ですな!と、日本の四三先生にカットバック。芝から浅草を走ってついでに食べ物をゲットしたとリクちゃんに差し入れです。金治君も嬉しそうに…覚えてないのか!
 満州に戻って、芝かよ!遠いけど、走るぜ!久蔵!コンチキショウめ、大騒ぎして走り出したぞ!おおおおお、顎を引いて伝承のスッスッハッハだ!勝君は楽屋で足踏みしながら泣きながら聞いてるぞ!ホントだ芝の方が面白いやと圓生師匠も唸っております。壁に描かれた、小日本とかって日本を貶める落書きの数々こそNHKの真骨頂…あ、いえいえ、中国の皆様からの仕返しなんでしょうねええ~。
 したり顔の勝君、町中に走り出した。感激のランニングだ~。ああ気持ちよか。ってな所にポストよ。絵葉書に「志ん生の富久は絶品」と書いて投函!これが件のアレだわなあ。
 そんでソ連の兵隊に見つかった!銃を向けられてさっさと逃げる勝君。どんどん引き離されてソ連兵が怒った!富久の話に被って命がけのマラソンだ!
 ソ連兵は怒って機関銃…乱暴だなああ!って、これが勝君の最期なのか~~!せっかく一度は助かった命なのになああ~。これまで今一気持ちが見えなかった感のある勝君ですが、最後に大きな花を咲かせましたな!合掌!
 勝君の亡骸を前に、こいつ名前なんだっけ…何でもいいや起きろ!起きろってんだと抱きかかえる志ん生師匠!見せ場だ~!行こうよ久蔵!行こう久蔵、おめえ俺の富久最後まで聞いてないだろう!馬鹿野郎!と言いながら圓生師匠に抱きかかえられていく志ん生師匠、いや、美濃部孝蔵君!さっき泥酔して四三先生に八つ当たりしてた時、さてはお前も酒でしくじったなとキャラが一致したんでしょうなあ、志ん生師匠の中で勝君と富久の久蔵が…。
日本のリクちゃんの所に遺品が届いた!いったい誰が?もしかして師匠ズが?泣き崩れるリクちゃん、ハリマヤ一同様と四三先生。四三先生のイイ泣きが入ったで!そして追討のランニングだ~。

 昭和36年の病院に戻ります。志ん生師匠が五りん君に満州での顛末を語る…なんで今?最初にしっかり話してやんなさいよ!なんだよアンタ、人が悪いな~…。
 ソ連軍が来た後はもう酷いもので、女はみんな連れていかれた、抵抗したら自動小銃でパンパンパン。もう死んでしまおうと志ん生師匠がウォッカを飲み続けて倒れた!このまま死ぬところを…圓生師匠が止めた!せがれの高座、見るんじゃねえのか!
 日本で催されてる、志ん生師匠の息子・清君の高座。お父ちゃんはどうしたと客席から言われて一瞬絶句!お家に帰って、もう師匠はダメだと言う相談の中、追い払われた次男君は…後の志ん朝師匠か?

 旦那の生死の程を占ってもらいにやって来たおりんさん。そこは何と、バー「ローズ」。もうあきらめた方が良いわね、だって。死ぬまでアンタ一筋だったようだよとも仰るマリーさん。いやそこは反対占いの方ですから!全部裏目に出るんですって!本日出番のないまーちゃんが絡んでたで!

 もう落語どころじゃアない満州の世相ですよ。生活が出来まっせん!圓生師匠はちゃっかりと小唄の師匠とくっついちゃった。もうすぐ密航船が出る、んで家族持ちは早く乗れるんだって!日本に妻子はいるものの夫婦の真似事をいたしましょうと言う事で、お互いの利害が一致したんですなああ。
 返す刀で志ん生師匠も現地妻を貰えばいいと話がまとまりまして、義太夫の師匠を見繕ってまいりました圓生師匠。年増だが小金を持っている…「グレート」が付かなければまあ、上出来かなあ?
 って、ちょっと待ってよ!写真と全然違うけど!とんでもないウワバミじゃん!しかも酒乱!バケモンだよ!やだよもうこんな女は~!志ん生師匠は現地妻から逃げ出して、ってことは圓生師匠からも逃げ出して、たった一人で絶望のダンジョンを進みます。今日死ぬか明日死ぬか…食うためには何でもやったよ…昭和36年の志ん生師匠のしみじみとした語りが続きます。

 結局、志ん生師匠が引き上げ船に乗れたのは昭和22年!ひと月のはずが二年!考えようによってはしぶとい人だよなああ~。モノの本によりますと、汚くて臭かったと言われる志ん生師匠の引き上げ姿です。ほんっとにこきたねえなああ~♪
 引揚船をお見送りの圓生師匠はずいぶんきれいよ!んでそこにまさかの美川君だ!あんたの初高座見たよ!デビューのやつ!途中で止めちゃったやつ!お呼びじゃねえよこの野郎!引揚者相手にアコギな商売してんだ~。

 昭和36年に戻って、志ん生師匠の病室に、圓生師匠がお見舞いだ~。家族の手前、慌てて仮病を続ける圓生師匠。が、その懐に垣間見えるウォッカの瓶!ライバルの親友には全部お見通しだ~!義太夫の女のことバラしましょうか?途端にガバっと跳ね起きる師匠!よ、久しぶり!
 よ、久しぶりと帰ってきた昭和22年の志ん生師匠。まるでルンペンってなよれよれですが、家族にしてみればやはりめでたい!よかったね、お父ちゃん生きて帰って、良かったねええ~~~♪昭和36年の病室の歓喜とシンクロしてます。
 そして迎えた復活の高座!なんだろう、師匠からこれまでにないオーラを感じます。え~…ただ今帰ってまいりました。…え~、浅草安倍川町の太鼓もちに…名調子だ!客席からは温かい笑いと声援だ~~♪

 志ん生師匠は五りん君の正体を薄々気づいてたんでしょうなあ。んだけど後ろめたさから中々話せなかったって感じだったんじゃないかなああ…多分おそらく十中八九の四苦八苦。
 そして来週からは「いだてん」最終章…まーちゃん、まーちゃん!面白いもん見せてくれよ~~~!

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