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zoom RSS 定本 黒部の山賊  ヤマケイ文庫

<<   作成日時 : 2019/03/01 00:19   >>

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書名「定本 黒部の山賊」
シリーズ名「ヤマケイ文庫」
著者名「伊藤 正一 」
出版者「山と渓谷社」
ISBN「9784635048651」

戦後の名著の復刻版の文庫化でございます。
著者の伊藤様が黒部渓谷最奥地の山小屋を購入したところ、そこには「山賊」が居座っていたというのが発端。
この「山賊」と言われていたのが、遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎といった面々。
皆々屈強の猟師たち。なんたって熊の大腸を中身もろとも煮込んで食べちゃうくらいの…ゲフンゲフン。
富士弥氏の父上は伝説の猟師、遠山品衛門という方で、親子代々猟師家業を継続してた所が、
国が勝手に黒部を国有地にしたりカモシカを天然記念物にしたりして、つまり富士弥氏は密猟者となってしまい、
そんなところに登山者行方不明事件とか、復員兵の強盗殺人とかが重なって噂が噂を呼び、
彼らが「山賊」と呼ばれるようになってしまったようでございます。偏見もあったんでしょうなあ。
著者の伊藤様はそんな「山賊」たちを仲間にして山小屋運営に乗り出されたわけで、
彼らとの心の交流…まあかなり荒々しい交流ではございますが、そんなこんなを平易な文体で、
読みやすく著してくれた名著。まさに名著ですねええ〜。隔絶の感が懐かしく思われます。
山へのいざない、夢とロマンも溢れ返りますなあ。
そして山の怪異!カッパとか狸とか…。黒部の山奥で「オーイ、オーイ」と声がする、
応えて「オーイ」と言ったが最期!ここは「ヤッホー」と返すが吉なりチキバンバン…みたいな民俗学的な記述もアリ〜。
戦後の作品なのに全然古臭く感じないのは著者の才能なんでしょうねえ。

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