NHK大河ドラマ「平清盛」第25回「見果てぬ夢」
ここ何回か本当にめっさ面白いんですけど!伏線も回収されてきましたし、清盛様もそれなりの人物に描かれてまいりましたし、いろいろ得心が行きまして腑に落ちること腑に落ちること。いろいろありましたけどやっぱり見続けてよかったなああって~。
播磨の守・太宰の大弐となった清盛様、貿易の実務を握って大躍進。一方義朝様は左馬の守どまり。帝の座は二条帝に移られましたけど、政の実権は後白河院様側近の信西入道が握っておりました。清盛様と義朝様の二人の間の差が戦の火種になろうとしていた!うわ、わかりやす~い。
由良御前がお仕えしてきた統子様が上西門院様となられ、その蔵人となった頼朝様。さっそく病床の母にご報告、めでたきかなめでたきかな。由良御前も嬉しそう。きれいなお顔ですねえ。でも父の義朝様はライバル清盛様との格差が広がるばかりだし、さぞやお辛きことでしょうとうれしき仲にもさめざめとした悲しみのあり。厳しいですねええ。
政の予算編成の計算をなさっている信西入道。算木っていうの?割り箸みたいなのを並べて計算してらっしゃいます。これでは大学寮の再建はできぬな…とかなんとか。忙しなく忙しくあれやこれやと思いを巡らす信西入道、税の報告をしていた清盛様もやや呆れつつ暖かい笑顔で、いい関係ですね。
ここで信西入道の奥様が明かすエピソード、かつて宋のお坊様が日本に来られた時、宋の言葉を流暢にしゃべる信西入道がことのほかご活躍。言葉もできるし物知りだし、すごいねすごいね!中国語だね!信西入道!どうしてそんなに宋の事を知っているのかと問われれば、いつか遣唐使が復活したらお役にたちたいから一所懸命勉強したのですと!宋のお坊様感に入った!この人こそ生き観音だと拝んじゃったんですって!いい話ですねええ~。でも清盛様はちょっと揶揄するような笑い顔でしたけど・・・。
お子様に帝の座を譲って上皇となられた後白河院様、で、両派はやっぱり対立?それぞれの派閥が対抗意識で何だか殺伐とした雰囲気よ?そんな中で水を得た魚のごとく思う存分活躍されてらっしゃるのは信西入道!唯我独尊ってな感じ?成り上がりの入道めがと二条帝派が憎々しげににらんでました。まさに目の上のたんこぶ!
後白河院様はでも相変わらずのほほ~~~ん?ブルブルブルブルブルドッグな藤原信頼様を大いに買ってらっしゃる後白河院様、信頼を近衛大将にしてやってくれと信西入道に申されますが、しかししかし、信西入道断固拒否!近衛大将は特に際立った働きもないお方にやすやすと与えられる官職に非ずっ!言っちゃった言っちゃった!ひゃあああっ!
特に際立った働きもないとはだれの事か!と信頼様ご立腹!軽佻浮薄なお人柄と高き家柄のみにて公卿にお上りになった方にござりますと!真っ向唐竹割りに言い放つ信西入道。信頼様はもう、面白うないのおう!とは言わないの?信西入道にしてみたら個人と個人の好悪の情で事を運ぶ後白河院様のお振舞こそ諸悪の根源!唐の玄宗皇帝の故事、楊貴妃に入れあげてお国を滅ぼしちゃった絵巻を献上。ですが。後白河院様にそのイヤミ・・・ゲフン、いえいえ、戒め戒め、暗喩としての戒めは全然届かなかった様子・・・。後白河院様・・・ちょっとお暗い感じですかねええ。真っ赤なお召し物は優美で軽やかで魅力的でしたけど~。
一所懸命馬の鞍を磨いている源氏一同。の傍らでショボーンと座っているのが義朝様。どうしました?空元気でもいいからもうちょっと棟梁らしくしてくださいよおおー!見るに見かねて当のライバルの清盛様が助け舟?奥方のために宋の薬が要りようならばいつでも言うてくれ、と~~。ご本人は親切のつもりなんでしょうけど、義朝様がこれを受け入れられるはずもなく!貴様の助けなど借りぬ!って、まあそうでしょうねええ~。
信西入道と組んで甘い汁を吸いおってみたいに責める義朝様。返す清盛様は、かつての父の言葉、源氏と平氏のどちらが強いかはもっと先に取っておくことはできぬか云々を引用して、それもこれも朝廷への影響力を得るため、信西殿の知力を利用しておる、と。力でのし上がってこその武士の世ではないのかとなおも突っ込む義朝様ですが、清盛様は返して曰く、それが通用せぬ事はかの戦で思い知ったであろう!・・あ、つまりこないだの保元の乱ですね。武力で活躍して戦場でいっくらブイブイ言わせても、戦後の論功行賞で思いのままに差配されちゃったら全く持っての骨折り損!しかも身内まで斬らされちゃって踏んだり蹴ったりみたいな~~~。
でも清盛様の棟梁道かくあるべしってな御忠告も馬耳東風な義朝様、藤原摂関家も落ちぶれちゃって後ろ盾もなくなっちゃって、父の首を斬りながら左馬の守どまり、妻が病に倒れたのも俺のふがいなさの故だ!とご自分を責めるばかり。いえでもその左馬の守様のシャレで今や鯖の神様として大人気ですよ?横浜市の和泉川界隈では・・・閑話休題。
とにかく落ちぶれるだけ落ちぶれちゃった感じがする義朝様、もうやけくそみたいに馬の鞍を磨いちゃって・・・。そのお姿を心配そうに見守る清盛様なのでございました。
さてさて、どうしてこの番組のナレーションがあんなに清盛様びいきだったのかようやく明らかになるようで!ってのは、清盛様と頼朝様の初邂逅みたいよ!統子様あらため上西門院様の殿上初めの儀にて、固めの盃のお酒を注ぐ係りを仰せつかった頼朝様!まずは清盛様に?って、ここで酷い陰口!あれが親殺しの義朝の子か!みたいな!頼朝様すでにアップアップ?
清盛様の存在感に圧倒されて緊張しちゃってお酒をこぼした!なんたる粗相か!っていうかなんたる小心者か!ああもう泣きそうよ頼朝様!なさけな~い!
清盛様は余裕綽々一発かました!やはり最も強き武士は平氏じゃ、そなたのような弱きものを抱えた源氏とは違うっ・・・あれ、これっていつぞやご自分が源氏の義朝様から言われた言葉じゃないですか?がばっと立ち上がって憎々しげに睨み返した頼朝様の闘魂炎上、一方清盛様は何だか嬉しそうなお顔。
いやあ~でもやっぱり源氏の方が面白いわ!どう考えても紆余曲折の波乱万丈の疾風怒濤のドラマが満載なのは源氏の方なんじゃないかしらねええ。いえ、だからこそ今後の脚本家の方の腕に期待大!なんですよ、ええ、ホントに・・・。
その源氏では由良御前がいよいよ危ない感じ?こうなると本質は小心者って言うか気持ちの優しい義朝様はもう大崩壊!正清、参るぞ、六波羅だ、清盛に会うて宋の薬を都合してもらうのだ!
瀕死の病人の由良御前の方がよっぽどしっかりしてらっしゃって、なりませぬ!平氏に頭を下げてはなりませぬ!と、義朝様をお止めします。義朝様は、そなたの命には代えられないとおっしゃいますが、それは棟梁として言っちゃダメでしょう~~~。
由良御前はそんな義朝様のお気持ちが嬉しいと受け止めて、しかしでも私を誇り高き源氏の妻として死なせて下さりませ、と魂の覚悟の訴え!成長しましたね、この方も~~~。しかも真っ白な病人メイクがむしろ初々しくって美しいこと美しい事。でもそのまま意識を失われまして、由良御前は虚しくなられて失せにけり失せにけり。義朝様のアップだけ細かく画面が揺らいでいるのは一種の心理描写だったのかしらねええ。こういうのってあんまりやり過ぎない方が・・・
一方常盤御前は由良御前の訃報に思わず手を合わせてらっしゃいます・・・。
さてしかし、信西入道に反発する対抗勢力は日増しに強く・・・なんだかかつての悪左府様と同じですよね?似た者同士だったんですねええ。だったらもっとうまく立ち回って手を組んだらよかったですのに!って言うのも今や後の祭りでしたか。ううう~~む。
一番怒っているのは藤原信頼様。無能だと名指しされたような行きがかりでしたものねええ~。怒り狂った信頼様はなんとなんと南斗六聖拳!対立しているはずの二条帝派と大同団結?二条帝様の寵臣を呼びつけてますよ?お互いにニタ~と笑ってお辞儀する姿に鳥肌が立ちましたよ!お仕えするお方は違えども倒すべき敵は同じじゃ?うあああ、敵の敵は味方じゃと?政治の闇!魑魅魍魎!狐と狸の化かし合い、みたいな~??
信西入道は清盛様の貢物を前にほくほく顔。そんなところに最近の大河に不可欠のエピソード。近所の貧しい庶民に施しをして喜ばれて・・・ううう~~~ん、そんなミクロな事で・・・。
でも清盛様は大喜びっていうか大尊敬よ?時子様と語らいながら、いかに信西入道の政が素晴らしいかを力説。広く薄く税を取るようにしたから貧しき民の暮らしが楽になったんだとか。明子様を失った時には宋の薬も手に入れられぬこの国の仕組を恨んでらっしゃった清盛様ゆえ、この信西入道の手腕にはベタ惚れ!っていうか信西入道の国造りに賭けるぞ!とまでおっしゃって!ひいいいい、これもフラグですね?フラグでしょう?んもう!わかりやすすぎっ!そしてあいつも昇ってくるのを待つ・・・と・・・
その「あいつ」の義朝様。常盤御前に甘えにきてますが、今回ばかりは、っていうか今後はもうここに来ないでと絶縁宣言の常盤御前。私はもう殿の逃げ場にはなりとうござりませぬ!うわああ、追い詰められた義朝様!義朝様破滅のカウントダウンが聞こえてくるような事態となってまいりましたよ奥様!
信頼様に呼び出された義朝様に驚愕のご下命!信西の首を取れ!そもそも源氏に煮え湯を飲ませてきたのは信西入道!信西の首を取れ、さすれば官位も領地もみな思いのままぞ?お前の敵も俺の敵も一緒だ!って?義朝様はまずは断固固辞。一族の棟梁としてさような大それたことはいたしかねまするうう~~~!再度信西の首を取れとダメ押しをなさる信頼様、ですが今日のところは思い通らず・・・面白うないのうってなお顔。今日は何だか迫力ありますねえ、信頼様。
信西入道はいろいろ計算の末、遣唐使を復活させる目途が立ったと鬼気迫る喜びよう。なんだか病気みたいにやつれてますけど、それだけ一所懸命計算してたってことですかね。清盛様もビックリ。思えば海賊騒ぎのころから、宋へ渡ろうって話で盛り上がっていたお二人でしたっけ。で、遣唐使再現のために信西入道が頼りにするのはやはり清盛様。まずは熊野への出張をご要望です。大願成就にはまず熊野詣じゃ!ははははは、承知した~!こんなに絵に描いたような仲良しこよしじゃあもう、来週あたりでアレですね信西入道~~~!!!
源氏のお館では頼朝様が父・たそがれの義朝様に、平清盛とはどういう人間かお尋ねされてます。ここで義朝様が持ち出したのが、いつぞやのくらべ馬!ぺったんこに凹んだ清盛様をさらに打ち負かして罵倒することで決起を促した義朝様の段ですよ!ロケの風景がきれいでしたねええ~。で、打ち負かした清盛様に義朝様が投げつけた言葉が、最も強き武士は源氏じゃ!云々!あのエピソードを語られました義朝様。俺はうれしかったのだ、あ奴が立ち上がってくれたことが、生涯競い合える相手が見つかったことが・・・。でも今見返しても、きったないお顔だなあ清盛様・・・。
ここまでわかりやすく説明されたら視聴者も頼朝様もようやくこうやくすっかりスッキリ腑に落ちましてございます。こないだ頼朝様を見くびって罵倒して、でも反発した頼朝様のお顔を見て笑ってらっしゃった清盛様の心中!こうして頼朝様の燃える闘魂に火をつけてくださったのが平清盛であったと!!
鎌田正清殿も調子を合わせて、清盛はきっとくらべ馬の時の殿と同じ顔をしておられたのでしょうな!ここまでお膳立てが揃っちゃったら頑張らなきゃ!義朝様!って所ですけど、ご本人は何だか泣き笑いめいた感じ?でもなんだか、やりそうっていうか、やるかも?お庭の鷹さんもちょっと緊張感よ?
熊野詣の出立準備の清盛様。時子様も大活躍。いい奥方になられましたね!家貞様は今は亡きご先代の忠盛様の鎧兜にご報告。お歳を召されましたねええ~。ようし者ども!出立じゃあ~!
熊野へ向かって旅の途中の清盛様、紀伊の国田辺にご逗留。真夜中起きだした家貞殿と二人シミジミ話してます。新しき世の事、新しき世を作るに欠かせぬ二人の事を考えておったのじゃと清盛様。
京の館で算木で計算中の信西入道、一方信頼さまのもとに参ずる義朝様。今宵の二元中継ですね?やがて、信頼様、二条帝派の面々の御前で・・・これは決起集会ですか?信西入道の館の周りが騒がしくなり、カタカタカタカタと地響きが!ものすごいですね!まるで地震みたい!なんだかもういつぞやの「馬鹿が戦車でやって来る」のワンシーンを彷彿とさせるような、って、討ち入り!?いよいよかああ~~~~!!!
播磨の守・太宰の大弐となった清盛様、貿易の実務を握って大躍進。一方義朝様は左馬の守どまり。帝の座は二条帝に移られましたけど、政の実権は後白河院様側近の信西入道が握っておりました。清盛様と義朝様の二人の間の差が戦の火種になろうとしていた!うわ、わかりやす~い。
由良御前がお仕えしてきた統子様が上西門院様となられ、その蔵人となった頼朝様。さっそく病床の母にご報告、めでたきかなめでたきかな。由良御前も嬉しそう。きれいなお顔ですねえ。でも父の義朝様はライバル清盛様との格差が広がるばかりだし、さぞやお辛きことでしょうとうれしき仲にもさめざめとした悲しみのあり。厳しいですねええ。
政の予算編成の計算をなさっている信西入道。算木っていうの?割り箸みたいなのを並べて計算してらっしゃいます。これでは大学寮の再建はできぬな…とかなんとか。忙しなく忙しくあれやこれやと思いを巡らす信西入道、税の報告をしていた清盛様もやや呆れつつ暖かい笑顔で、いい関係ですね。
ここで信西入道の奥様が明かすエピソード、かつて宋のお坊様が日本に来られた時、宋の言葉を流暢にしゃべる信西入道がことのほかご活躍。言葉もできるし物知りだし、すごいねすごいね!中国語だね!信西入道!どうしてそんなに宋の事を知っているのかと問われれば、いつか遣唐使が復活したらお役にたちたいから一所懸命勉強したのですと!宋のお坊様感に入った!この人こそ生き観音だと拝んじゃったんですって!いい話ですねええ~。でも清盛様はちょっと揶揄するような笑い顔でしたけど・・・。
お子様に帝の座を譲って上皇となられた後白河院様、で、両派はやっぱり対立?それぞれの派閥が対抗意識で何だか殺伐とした雰囲気よ?そんな中で水を得た魚のごとく思う存分活躍されてらっしゃるのは信西入道!唯我独尊ってな感じ?成り上がりの入道めがと二条帝派が憎々しげににらんでました。まさに目の上のたんこぶ!
後白河院様はでも相変わらずのほほ~~~ん?ブルブルブルブルブルドッグな藤原信頼様を大いに買ってらっしゃる後白河院様、信頼を近衛大将にしてやってくれと信西入道に申されますが、しかししかし、信西入道断固拒否!近衛大将は特に際立った働きもないお方にやすやすと与えられる官職に非ずっ!言っちゃった言っちゃった!ひゃあああっ!
特に際立った働きもないとはだれの事か!と信頼様ご立腹!軽佻浮薄なお人柄と高き家柄のみにて公卿にお上りになった方にござりますと!真っ向唐竹割りに言い放つ信西入道。信頼様はもう、面白うないのおう!とは言わないの?信西入道にしてみたら個人と個人の好悪の情で事を運ぶ後白河院様のお振舞こそ諸悪の根源!唐の玄宗皇帝の故事、楊貴妃に入れあげてお国を滅ぼしちゃった絵巻を献上。ですが。後白河院様にそのイヤミ・・・ゲフン、いえいえ、戒め戒め、暗喩としての戒めは全然届かなかった様子・・・。後白河院様・・・ちょっとお暗い感じですかねええ。真っ赤なお召し物は優美で軽やかで魅力的でしたけど~。
一所懸命馬の鞍を磨いている源氏一同。の傍らでショボーンと座っているのが義朝様。どうしました?空元気でもいいからもうちょっと棟梁らしくしてくださいよおおー!見るに見かねて当のライバルの清盛様が助け舟?奥方のために宋の薬が要りようならばいつでも言うてくれ、と~~。ご本人は親切のつもりなんでしょうけど、義朝様がこれを受け入れられるはずもなく!貴様の助けなど借りぬ!って、まあそうでしょうねええ~。
信西入道と組んで甘い汁を吸いおってみたいに責める義朝様。返す清盛様は、かつての父の言葉、源氏と平氏のどちらが強いかはもっと先に取っておくことはできぬか云々を引用して、それもこれも朝廷への影響力を得るため、信西殿の知力を利用しておる、と。力でのし上がってこその武士の世ではないのかとなおも突っ込む義朝様ですが、清盛様は返して曰く、それが通用せぬ事はかの戦で思い知ったであろう!・・あ、つまりこないだの保元の乱ですね。武力で活躍して戦場でいっくらブイブイ言わせても、戦後の論功行賞で思いのままに差配されちゃったら全く持っての骨折り損!しかも身内まで斬らされちゃって踏んだり蹴ったりみたいな~~~。
でも清盛様の棟梁道かくあるべしってな御忠告も馬耳東風な義朝様、藤原摂関家も落ちぶれちゃって後ろ盾もなくなっちゃって、父の首を斬りながら左馬の守どまり、妻が病に倒れたのも俺のふがいなさの故だ!とご自分を責めるばかり。いえでもその左馬の守様のシャレで今や鯖の神様として大人気ですよ?横浜市の和泉川界隈では・・・閑話休題。
とにかく落ちぶれるだけ落ちぶれちゃった感じがする義朝様、もうやけくそみたいに馬の鞍を磨いちゃって・・・。そのお姿を心配そうに見守る清盛様なのでございました。
さてさて、どうしてこの番組のナレーションがあんなに清盛様びいきだったのかようやく明らかになるようで!ってのは、清盛様と頼朝様の初邂逅みたいよ!統子様あらため上西門院様の殿上初めの儀にて、固めの盃のお酒を注ぐ係りを仰せつかった頼朝様!まずは清盛様に?って、ここで酷い陰口!あれが親殺しの義朝の子か!みたいな!頼朝様すでにアップアップ?
清盛様の存在感に圧倒されて緊張しちゃってお酒をこぼした!なんたる粗相か!っていうかなんたる小心者か!ああもう泣きそうよ頼朝様!なさけな~い!
清盛様は余裕綽々一発かました!やはり最も強き武士は平氏じゃ、そなたのような弱きものを抱えた源氏とは違うっ・・・あれ、これっていつぞやご自分が源氏の義朝様から言われた言葉じゃないですか?がばっと立ち上がって憎々しげに睨み返した頼朝様の闘魂炎上、一方清盛様は何だか嬉しそうなお顔。
いやあ~でもやっぱり源氏の方が面白いわ!どう考えても紆余曲折の波乱万丈の疾風怒濤のドラマが満載なのは源氏の方なんじゃないかしらねええ。いえ、だからこそ今後の脚本家の方の腕に期待大!なんですよ、ええ、ホントに・・・。
その源氏では由良御前がいよいよ危ない感じ?こうなると本質は小心者って言うか気持ちの優しい義朝様はもう大崩壊!正清、参るぞ、六波羅だ、清盛に会うて宋の薬を都合してもらうのだ!
瀕死の病人の由良御前の方がよっぽどしっかりしてらっしゃって、なりませぬ!平氏に頭を下げてはなりませぬ!と、義朝様をお止めします。義朝様は、そなたの命には代えられないとおっしゃいますが、それは棟梁として言っちゃダメでしょう~~~。
由良御前はそんな義朝様のお気持ちが嬉しいと受け止めて、しかしでも私を誇り高き源氏の妻として死なせて下さりませ、と魂の覚悟の訴え!成長しましたね、この方も~~~。しかも真っ白な病人メイクがむしろ初々しくって美しいこと美しい事。でもそのまま意識を失われまして、由良御前は虚しくなられて失せにけり失せにけり。義朝様のアップだけ細かく画面が揺らいでいるのは一種の心理描写だったのかしらねええ。こういうのってあんまりやり過ぎない方が・・・
一方常盤御前は由良御前の訃報に思わず手を合わせてらっしゃいます・・・。
さてしかし、信西入道に反発する対抗勢力は日増しに強く・・・なんだかかつての悪左府様と同じですよね?似た者同士だったんですねええ。だったらもっとうまく立ち回って手を組んだらよかったですのに!って言うのも今や後の祭りでしたか。ううう~~む。
一番怒っているのは藤原信頼様。無能だと名指しされたような行きがかりでしたものねええ~。怒り狂った信頼様はなんとなんと南斗六聖拳!対立しているはずの二条帝派と大同団結?二条帝様の寵臣を呼びつけてますよ?お互いにニタ~と笑ってお辞儀する姿に鳥肌が立ちましたよ!お仕えするお方は違えども倒すべき敵は同じじゃ?うあああ、敵の敵は味方じゃと?政治の闇!魑魅魍魎!狐と狸の化かし合い、みたいな~??
信西入道は清盛様の貢物を前にほくほく顔。そんなところに最近の大河に不可欠のエピソード。近所の貧しい庶民に施しをして喜ばれて・・・ううう~~~ん、そんなミクロな事で・・・。
でも清盛様は大喜びっていうか大尊敬よ?時子様と語らいながら、いかに信西入道の政が素晴らしいかを力説。広く薄く税を取るようにしたから貧しき民の暮らしが楽になったんだとか。明子様を失った時には宋の薬も手に入れられぬこの国の仕組を恨んでらっしゃった清盛様ゆえ、この信西入道の手腕にはベタ惚れ!っていうか信西入道の国造りに賭けるぞ!とまでおっしゃって!ひいいいい、これもフラグですね?フラグでしょう?んもう!わかりやすすぎっ!そしてあいつも昇ってくるのを待つ・・・と・・・
その「あいつ」の義朝様。常盤御前に甘えにきてますが、今回ばかりは、っていうか今後はもうここに来ないでと絶縁宣言の常盤御前。私はもう殿の逃げ場にはなりとうござりませぬ!うわああ、追い詰められた義朝様!義朝様破滅のカウントダウンが聞こえてくるような事態となってまいりましたよ奥様!
信頼様に呼び出された義朝様に驚愕のご下命!信西の首を取れ!そもそも源氏に煮え湯を飲ませてきたのは信西入道!信西の首を取れ、さすれば官位も領地もみな思いのままぞ?お前の敵も俺の敵も一緒だ!って?義朝様はまずは断固固辞。一族の棟梁としてさような大それたことはいたしかねまするうう~~~!再度信西の首を取れとダメ押しをなさる信頼様、ですが今日のところは思い通らず・・・面白うないのうってなお顔。今日は何だか迫力ありますねえ、信頼様。
信西入道はいろいろ計算の末、遣唐使を復活させる目途が立ったと鬼気迫る喜びよう。なんだか病気みたいにやつれてますけど、それだけ一所懸命計算してたってことですかね。清盛様もビックリ。思えば海賊騒ぎのころから、宋へ渡ろうって話で盛り上がっていたお二人でしたっけ。で、遣唐使再現のために信西入道が頼りにするのはやはり清盛様。まずは熊野への出張をご要望です。大願成就にはまず熊野詣じゃ!ははははは、承知した~!こんなに絵に描いたような仲良しこよしじゃあもう、来週あたりでアレですね信西入道~~~!!!
源氏のお館では頼朝様が父・たそがれの義朝様に、平清盛とはどういう人間かお尋ねされてます。ここで義朝様が持ち出したのが、いつぞやのくらべ馬!ぺったんこに凹んだ清盛様をさらに打ち負かして罵倒することで決起を促した義朝様の段ですよ!ロケの風景がきれいでしたねええ~。で、打ち負かした清盛様に義朝様が投げつけた言葉が、最も強き武士は源氏じゃ!云々!あのエピソードを語られました義朝様。俺はうれしかったのだ、あ奴が立ち上がってくれたことが、生涯競い合える相手が見つかったことが・・・。でも今見返しても、きったないお顔だなあ清盛様・・・。
ここまでわかりやすく説明されたら視聴者も頼朝様もようやくこうやくすっかりスッキリ腑に落ちましてございます。こないだ頼朝様を見くびって罵倒して、でも反発した頼朝様のお顔を見て笑ってらっしゃった清盛様の心中!こうして頼朝様の燃える闘魂に火をつけてくださったのが平清盛であったと!!
鎌田正清殿も調子を合わせて、清盛はきっとくらべ馬の時の殿と同じ顔をしておられたのでしょうな!ここまでお膳立てが揃っちゃったら頑張らなきゃ!義朝様!って所ですけど、ご本人は何だか泣き笑いめいた感じ?でもなんだか、やりそうっていうか、やるかも?お庭の鷹さんもちょっと緊張感よ?
熊野詣の出立準備の清盛様。時子様も大活躍。いい奥方になられましたね!家貞様は今は亡きご先代の忠盛様の鎧兜にご報告。お歳を召されましたねええ~。ようし者ども!出立じゃあ~!
熊野へ向かって旅の途中の清盛様、紀伊の国田辺にご逗留。真夜中起きだした家貞殿と二人シミジミ話してます。新しき世の事、新しき世を作るに欠かせぬ二人の事を考えておったのじゃと清盛様。
京の館で算木で計算中の信西入道、一方信頼さまのもとに参ずる義朝様。今宵の二元中継ですね?やがて、信頼様、二条帝派の面々の御前で・・・これは決起集会ですか?信西入道の館の周りが騒がしくなり、カタカタカタカタと地響きが!ものすごいですね!まるで地震みたい!なんだかもういつぞやの「馬鹿が戦車でやって来る」のワンシーンを彷彿とさせるような、って、討ち入り!?いよいよかああ~~~~!!!
悪党平清盛 革命児の仁義なき戦い (SAKURA MOOK) (単行本・ムック) / 笠倉出版社
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この記事へのコメント
とくにここ数回は素晴らしい。
この勢いで視聴率が戻って欲しいですねぇ。
今回は田中麗奈で終わりかと思いましたが、
あの伏線の回収とさらに伏線を敷いていくところがよかったです。
田中麗奈様の美しくも悲しくも気高くも儚くも美しくも悲しくも・・あ、一周しちゃった!
とにかくすっごく心に残る演技でらっしゃいました!
伏線もいちいち五臓六腑にしみ渡る感じで!伏線とフラグと伏線とフラグと・・そういう係り結びでポンと膝を打つのって気持ちいいんですよねえ、これが~。