NHK大河ドラマ「平清盛」第8回「宋銭と内大臣」
きょうの見どころ
近頃の都は乱れ切っております!いよいよ今夜は土方さんの磐音さんの山本耕史様が登場?山本様が演じられる藤原頼長様は曲がったことが大嫌いで融通の利かない悪役だって話ですけど、それならそれで楽しみかも~。徹底して粛清、いたします・・・
アバン
博多の神崎の庄?物凄く栄えている市場!なんだか竜馬伝で見たような風景・・・。そこで売ってるものは宋のモノばかり・・・って事は、密貿易!?清盛様は「ありがとうございます」としゃべるオウムが気に入られて、さっそく家貞殿がじゃらじゃらとお金を出してお買い上げ。羽振りがいいなあ。宋銭を見てお目目真ん丸の清盛様。米がなくても良いのか、みたいに・・・あっ!お金を見るのがもしかして初めて?これは便利なものじゃと?これで品々の交換が容易になる大発明じゃと?生き生きとした市場の様子、あっかるい笑顔ですねえ清盛様。
逢引
京都六波羅、家盛様がお馬で向かった先にはにおい立つような女子!あいびきですか!!隅に置けませんねえ真面目な弟君。
密貿易
宋の商売人は往年の桜金造様じゃないの!イイ役もらえてますねええ。手が大きい!
さて鱸丸改め盛国殿と兎丸改め・・・ない兎丸殿は何か感づいた様子?大宰府を通さない外国との取引が行われているという事は、って、本当に密貿易ですかっ!!!しかも鳥羽上皇様のお名前を騙って大宰府は手を引くようにという旨の公文書までも偽造して!堂々と正面から乗り込んで行われるひそかな商い!
忠盛様の恐れを知らぬ大胆な振る舞い!呆れて驚き誇りに思う清盛様、いっぽう兎丸殿は、なんで平氏だけが潤ってんのかよう分かった、くそ忠盛が、海賊より性質悪いで!とシニカルな苦いお顔。
一方京では、維綱殿が家盛様に宋の品々をお披露目中。これを王家に献上して勢力を伸ばしているのだと。あ、でもそこに現れた忠正様は何だか憎々しげ?所詮は法に背く商い、はみ出し者どもの使い道にはちょうど良い?そのはみ出し者のトップがすなわち清盛様?平氏の中のキタナ仕事担当って言う位置づけなんですか忠正様的には。でもこれ、首謀者は忠盛様の兄上の現当主の忠盛様ですよ?イイのかしら・・・
菊見
鳥羽院様の御所におきまして菊花の花見の宴が開かれまして、お庭一面菊の花。そして不老長寿の仙薬、菊のお酒・・・これ、美味しいのかしら?花の匂いがツンと来すぎちゃうような気が・・むしろやっぱりフグのヒレとか干しイカとか・・・。
あ、やっぱり嫌がってる人がいた!って、この人が山本耕史様演じるところの藤原頼長様でした!菊の花が嫌いなの?見ているだけで気持ち悪くなる?昔見た犬神家の一族の映画の菊人形の段を思い出すとか?んなわきゃないですね、失礼失礼。
で、とにかく頼長様的には菊の花を植えさせた得子様まで苦々しく思われているご様子。なんと申しますか、一から十まで自分の思い通りにしたいんだ、みたいな、潔癖症みたいな、癇の強そうな役作りですねええ。
鳥羽院様の為にゴマすりのお歌を献上するのは佐藤義清様。これまた気に食わないんだ頼長様w何だか見てて楽しいわwあ、そこで目にした宋の青白磁の酒器!これはかの平清盛が献上したもの?さ・て・は・・・?
帰還
清盛様が戻って来られました!すっごい勢いですねええ!新妻の明子様も嬉しそう。勢いだけなら日本一ですねえ清盛様!明子様へのお土産は宋の紅!一方忠盛様に清盛様のはしゃぎぶりを伝える家貞殿。殿のもくろみ通りに清盛様は興味津々でございましたと・・。忠盛パパさん得意満面、少しずつ商いを覚えるが良い!忠盛様が召し上がっていたのは揚げ焼売か何かかしら?
藤原邸
頼長様のお家はやや込み入ったご関係。実の父の忠実様はわかりますけど、忠通様が兄にして父なんだとか。一門が失脚したり回復したりの激しい波にもまれるうちにかような結果になったようです。
頼長様の内大臣昇格が決定したとかで二人の父は喜んでらっしゃいます、が、当の頼長様は表情を変えず、喜んでいる場合ではないと、近頃の乱れ切った都の有様!私が内大臣となった暁には徹底して粛清・・いたします!!
いやあ、頼長様は真面目君ですねええ~。この番組的には悪役なんでしょうけど、現代の国会議員や官僚にはむしろこういう人が必要なのではないかと思えてきちゃって、憎み切れない真面目君ですねええ~。
来ました!御所の闇!
またもまたもお子を授かりました得子様。得意満面で鳥羽院様に抱きかかえられております。素直に喜んでいるだけならいいんですけど、この方やっぱりライバル心の塊みたい。そもそも今回の菊の花壇には水仙が植わっていたそうで・・ええ、ええ、いつぞやご病気の璋子様に鳥羽院様がお花を手折って持っていかれた因縁の花壇、それを根こそぎ作り変えさせる念の入った嫌がらせ!さすがの璋子様も今回ばかりは何かを感じられてらっしゃるご様子。ピアノ曲のBGMがおかしな雰囲気・・・。
え、こっちでは痴話げんかですかっ!?先の宴で鳥羽院様にお歌を捧げた義清様に、崇徳帝はお冠!許さぬ!許さぬ!「信じられるのはソナタだけじゃ、そばにおってくれ、朕を一人にせんでくれ」「義清はきっと帝をお守りいたします」うわあ、手と手を取って?ああ、やっぱり?
出会い
宋銭をもてあそんでいる清盛様、そこに通りかかった頼長様。これが仇敵の出会いの段でしたか。最初は短くあっさりすれ違っただけ、みたいな~。
商売
清盛様が呼ばれて来てみれば、花の都で放出大セールスを敢行している兎丸殿ご一行。件のオウムを広告塔にして人を集めて大賑わい。これには清盛様もびっくり!っていうか商売が性に合ってる様子よ兎丸殿。
ってなところに通りかかったニコヤカアジテーターの高階通憲様!宋の優れた品を民が見て手にすれば、この国の品々も良いものになる。見つかれば大事になるとわかっておりながら民に見せている!偉い!あっぱれ!大先生!兎丸殿も乗っちゃって、これこそがおもろいっちゅうもんやああ!!!
褒め上手ですねえ、高階様・・・。まあ人間褒められればその気になるものでございまして、清盛様俄然その気になっちゃった!良し分かった!これらの品々、見せるなり売るなり好きにするが良い!
縁談
家盛様に持ってこられた縁談。なんだか気が進まぬご様子の家盛様。よく思案して返事せよとおっしゃる忠盛様。って、さっきの女子はどうするおつもり?家盛様っ!縁談を進めているのは叔父の忠正様?これすなわち家盛様を跡取りにしようという深謀遠慮?
修行
修行してるか!修行してるぞ!思いっきりハードに修行してるぞ!義朝様!東国の相模の国で獣を狩り山賊と闘い・・って、野性的ですねえ。でも、源氏の棟梁を目指す人が一武人としての修業だけしかしてない感じですけど、まままま、まあまあ、兵法の道は一事は万事につながると!いう事で!修行の結果たくましく成長されているご様子。父上へのお手紙はずいぶん明るく楽しげに表現されておりましたが、映像の方はまるでもうワイルド~なサバイバル~な感じでございました。
そんな中、義朝様のご実家の源為義様の館にやってまいりましたのが熱田神宮宮司の娘の由良姫様。いかにも上等そうなお召し物ですねええ。こないだ義朝様が喧嘩してやり込めたあの女子がやってまいりました。え、まさか義朝様に会いに来たの?私を思いっきり凹ませた光る君だってわけ?義朝様が帰っていないのでがっかりしつつ、統子内親王様にお仕えしている私と親しくなれば何かと心強うございましょう・・・と父に言われたのです、とか、そなたももっと努めよ!義朝殿のために!とかって、コミカルパート担当ですか由良姫様、にしてもしかしついにご自身で婚活に動かれましたか・・・
繁盛
ここで買うた事は内密にな、と言いつつ商品を売りさばく兎丸殿。商売繁盛大絶賛売り上げ大好調で清盛様は祝いの宴まで開いちゃいまして候。奥のお勤めの侍女の人たちも呼び込んじゃって楽しい楽しい宴会となりまして候。宴会終わってみんな寝た後、豊かな宋の国は今宵の宴会のような笑顔に満ち溢れているのだろう、いつか参ろうかの国へ・・船に乗ってと明子様に語る清盛様でした~。
対決
為義様、内大臣の頼長様に謁見して、オウムを献上?そのオウムが「ココデコウタコトハナイミツニナ」と、兎丸殿が密貿易品を売り込むときに繰り返していた言葉を叫んじゃって!これが一体何の証拠になるのかは言わぬが花のアレで・・・。にしてもしかし鋭いですねえ頼長様、菊の宴の青白磁をちゃんとちゃっかり持ってきてた!
頼長様がさっそく清盛様を呼びつけました!宋との密貿易を問い詰めるおつもりでしょう!って、ここになぜかまた顔を出している高階様!
頼長様はネチネチと問い詰めます。オウムと、先ほどの青白磁と、これは正規ルートの大宰府で手に入れたという清盛様。ですが大宰府の記録にはそんな品は載っておらず!同じころ神崎の庄ではその二品が取引されておる。そして神崎の庄で発見された院宣!これは平忠盛が偽造したものである!と、きっちりかっちり証拠を縷々述べられました頼長様。
どうだこれで申し開きできるまいと清盛様を追い詰めれば、清盛様は開き直って大反撃。呆れて言葉が出ぬのです、よくもまあ細かい事をちまちまちまちまと調べて来たものにございまするな!誰がどこで誰と取引しようと良いではないか!!
真面目に不真面目な清盛様はさらに言いつのります、国の役人が王家のために目ぼしいものを集めて後には残りかすのような品しか当たらない!そんな仕組みをせっせと守って何が面白いのじゃ!その足で博多に行ってその目で宋との取引の場を見てから言ってもらいたい。
これが宋のお金だと件の宋銭を出して見せて豊かな宋を手本にせよとおっしゃいます。この一見とるに足らぬ小さきものが国を豊かに生き生きとさせてくれるかもしれぬのです!いやあ・・・身分を考えない乱暴狼藉み見えちゃいますけどねええ~。
これに対して真面目の鎌足・頼長様は動じません。なんとまあ気が遠くなるほどの愚かさよ!たかだか商いの場を見たくらいで海の向こうの国を知った気になっておるとは!いやあ宋銭を見せられたくらいで揺らぎませんよねえ、貴族の名門の方ですもの~。宋の国を勝手に理想国家みたいに言うのだって所詮清盛様の脳内お花畑ですものねえ、確かに・・・
もう良い帰るが良い。そなたの料簡が知りたかっただけじゃ。さっさと帰れと軽~くイナされて土俵を割った感のある清盛様。法をののしり浅はかな考えで国の仕組みを変えよとののしるそなたのような者を私はこれから粛清するのだと最後通告みたいにおっしゃる頼長様でした。
清盛様なんだかショボーン。言い返せなかったと・・・己の青臭さ浅はかさを思い知らされそうな気がして・・・。あのような男とやりあうには俺はまだ力が足りない。盛国殿もシリアスなお顔。兎丸殿はおもろない!こうなったら落とし前をつけてもらう、いつかお前が宋と商いして生き生きと豊かな世を作れ、その手伝いやったらしたってもええ!兎丸殿も清盛様に賭ける腹積もりが出来上がった感じです。
後に残った高階様は頼長様におっしゃいます。回りくどい事をなさったものですな。平氏がいくら不正をしてもこれ程の財をもたらしてくれる平氏を鳥羽院様が咎めるはずはありませんと、それほどまでに院は王家は乱れ切っておる!それはあなた様は見抜いておいでだと。つまり頼長様が確かめたかったのは院の料簡の方だったという事かしら・・・?
おめでた
宋銭ももう意味がなくなっちゃったなああとおっしゃる清盛様。ならばこうしてはと盛国殿が差し出す数珠?ではなく、首飾り?宋銭を紐でつないで首飾り?これを清盛様に献上?あっ、清盛様のスタイリストは盛国さまだったわけね!今までの数珠みたいな首飾りも漁師の網みたいな帷子も、いやあそれはそれで納得しちゃうなあ~。
清盛様が明子様に今度川舟にでも乗ろうと提案すると、明子様これを断り、ややが出来ましてござりまする・・と!いやあいよいよ清盛様にもお子様誕生ですか~~~。
一方家盛様は浮かぬ顔。お馬で向かうは最初に出た蕩けそうな娘さん・・・場面転換で、父上先だっての婚儀の件謹んでお受けいたしますると・・・また元の場面に戻って、娘さんに背を向ける家盛様。うわ・・真面目なんだけど残酷な方ですねええ~。別れるなら別れるでちゃんと自分の口で言わなきゃダメじゃないの!?
にしてもこの兄弟、義理の叔父の家成様の縁談話を袖にする格好で自分で嫁を連れてきた兄と、惚れあった彼女にシレッと背を向けて叔父上からの縁談話に乗っかる弟と、好対照になりましたねええ~。
近頃の都は乱れ切っております!いよいよ今夜は土方さんの磐音さんの山本耕史様が登場?山本様が演じられる藤原頼長様は曲がったことが大嫌いで融通の利かない悪役だって話ですけど、それならそれで楽しみかも~。徹底して粛清、いたします・・・
アバン
博多の神崎の庄?物凄く栄えている市場!なんだか竜馬伝で見たような風景・・・。そこで売ってるものは宋のモノばかり・・・って事は、密貿易!?清盛様は「ありがとうございます」としゃべるオウムが気に入られて、さっそく家貞殿がじゃらじゃらとお金を出してお買い上げ。羽振りがいいなあ。宋銭を見てお目目真ん丸の清盛様。米がなくても良いのか、みたいに・・・あっ!お金を見るのがもしかして初めて?これは便利なものじゃと?これで品々の交換が容易になる大発明じゃと?生き生きとした市場の様子、あっかるい笑顔ですねえ清盛様。
逢引
京都六波羅、家盛様がお馬で向かった先にはにおい立つような女子!あいびきですか!!隅に置けませんねえ真面目な弟君。
密貿易
宋の商売人は往年の桜金造様じゃないの!イイ役もらえてますねええ。手が大きい!
さて鱸丸改め盛国殿と兎丸改め・・・ない兎丸殿は何か感づいた様子?大宰府を通さない外国との取引が行われているという事は、って、本当に密貿易ですかっ!!!しかも鳥羽上皇様のお名前を騙って大宰府は手を引くようにという旨の公文書までも偽造して!堂々と正面から乗り込んで行われるひそかな商い!
忠盛様の恐れを知らぬ大胆な振る舞い!呆れて驚き誇りに思う清盛様、いっぽう兎丸殿は、なんで平氏だけが潤ってんのかよう分かった、くそ忠盛が、海賊より性質悪いで!とシニカルな苦いお顔。
一方京では、維綱殿が家盛様に宋の品々をお披露目中。これを王家に献上して勢力を伸ばしているのだと。あ、でもそこに現れた忠正様は何だか憎々しげ?所詮は法に背く商い、はみ出し者どもの使い道にはちょうど良い?そのはみ出し者のトップがすなわち清盛様?平氏の中のキタナ仕事担当って言う位置づけなんですか忠正様的には。でもこれ、首謀者は忠盛様の兄上の現当主の忠盛様ですよ?イイのかしら・・・
菊見
鳥羽院様の御所におきまして菊花の花見の宴が開かれまして、お庭一面菊の花。そして不老長寿の仙薬、菊のお酒・・・これ、美味しいのかしら?花の匂いがツンと来すぎちゃうような気が・・むしろやっぱりフグのヒレとか干しイカとか・・・。
あ、やっぱり嫌がってる人がいた!って、この人が山本耕史様演じるところの藤原頼長様でした!菊の花が嫌いなの?見ているだけで気持ち悪くなる?昔見た犬神家の一族の映画の菊人形の段を思い出すとか?んなわきゃないですね、失礼失礼。
で、とにかく頼長様的には菊の花を植えさせた得子様まで苦々しく思われているご様子。なんと申しますか、一から十まで自分の思い通りにしたいんだ、みたいな、潔癖症みたいな、癇の強そうな役作りですねええ。
鳥羽院様の為にゴマすりのお歌を献上するのは佐藤義清様。これまた気に食わないんだ頼長様w何だか見てて楽しいわwあ、そこで目にした宋の青白磁の酒器!これはかの平清盛が献上したもの?さ・て・は・・・?
帰還
清盛様が戻って来られました!すっごい勢いですねええ!新妻の明子様も嬉しそう。勢いだけなら日本一ですねえ清盛様!明子様へのお土産は宋の紅!一方忠盛様に清盛様のはしゃぎぶりを伝える家貞殿。殿のもくろみ通りに清盛様は興味津々でございましたと・・。忠盛パパさん得意満面、少しずつ商いを覚えるが良い!忠盛様が召し上がっていたのは揚げ焼売か何かかしら?
藤原邸
頼長様のお家はやや込み入ったご関係。実の父の忠実様はわかりますけど、忠通様が兄にして父なんだとか。一門が失脚したり回復したりの激しい波にもまれるうちにかような結果になったようです。
頼長様の内大臣昇格が決定したとかで二人の父は喜んでらっしゃいます、が、当の頼長様は表情を変えず、喜んでいる場合ではないと、近頃の乱れ切った都の有様!私が内大臣となった暁には徹底して粛清・・いたします!!
いやあ、頼長様は真面目君ですねええ~。この番組的には悪役なんでしょうけど、現代の国会議員や官僚にはむしろこういう人が必要なのではないかと思えてきちゃって、憎み切れない真面目君ですねええ~。
来ました!御所の闇!
またもまたもお子を授かりました得子様。得意満面で鳥羽院様に抱きかかえられております。素直に喜んでいるだけならいいんですけど、この方やっぱりライバル心の塊みたい。そもそも今回の菊の花壇には水仙が植わっていたそうで・・ええ、ええ、いつぞやご病気の璋子様に鳥羽院様がお花を手折って持っていかれた因縁の花壇、それを根こそぎ作り変えさせる念の入った嫌がらせ!さすがの璋子様も今回ばかりは何かを感じられてらっしゃるご様子。ピアノ曲のBGMがおかしな雰囲気・・・。
え、こっちでは痴話げんかですかっ!?先の宴で鳥羽院様にお歌を捧げた義清様に、崇徳帝はお冠!許さぬ!許さぬ!「信じられるのはソナタだけじゃ、そばにおってくれ、朕を一人にせんでくれ」「義清はきっと帝をお守りいたします」うわあ、手と手を取って?ああ、やっぱり?
出会い
宋銭をもてあそんでいる清盛様、そこに通りかかった頼長様。これが仇敵の出会いの段でしたか。最初は短くあっさりすれ違っただけ、みたいな~。
商売
清盛様が呼ばれて来てみれば、花の都で放出大セールスを敢行している兎丸殿ご一行。件のオウムを広告塔にして人を集めて大賑わい。これには清盛様もびっくり!っていうか商売が性に合ってる様子よ兎丸殿。
ってなところに通りかかったニコヤカアジテーターの高階通憲様!宋の優れた品を民が見て手にすれば、この国の品々も良いものになる。見つかれば大事になるとわかっておりながら民に見せている!偉い!あっぱれ!大先生!兎丸殿も乗っちゃって、これこそがおもろいっちゅうもんやああ!!!
褒め上手ですねえ、高階様・・・。まあ人間褒められればその気になるものでございまして、清盛様俄然その気になっちゃった!良し分かった!これらの品々、見せるなり売るなり好きにするが良い!
縁談
家盛様に持ってこられた縁談。なんだか気が進まぬご様子の家盛様。よく思案して返事せよとおっしゃる忠盛様。って、さっきの女子はどうするおつもり?家盛様っ!縁談を進めているのは叔父の忠正様?これすなわち家盛様を跡取りにしようという深謀遠慮?
修行
修行してるか!修行してるぞ!思いっきりハードに修行してるぞ!義朝様!東国の相模の国で獣を狩り山賊と闘い・・って、野性的ですねえ。でも、源氏の棟梁を目指す人が一武人としての修業だけしかしてない感じですけど、まままま、まあまあ、兵法の道は一事は万事につながると!いう事で!修行の結果たくましく成長されているご様子。父上へのお手紙はずいぶん明るく楽しげに表現されておりましたが、映像の方はまるでもうワイルド~なサバイバル~な感じでございました。
そんな中、義朝様のご実家の源為義様の館にやってまいりましたのが熱田神宮宮司の娘の由良姫様。いかにも上等そうなお召し物ですねええ。こないだ義朝様が喧嘩してやり込めたあの女子がやってまいりました。え、まさか義朝様に会いに来たの?私を思いっきり凹ませた光る君だってわけ?義朝様が帰っていないのでがっかりしつつ、統子内親王様にお仕えしている私と親しくなれば何かと心強うございましょう・・・と父に言われたのです、とか、そなたももっと努めよ!義朝殿のために!とかって、コミカルパート担当ですか由良姫様、にしてもしかしついにご自身で婚活に動かれましたか・・・
繁盛
ここで買うた事は内密にな、と言いつつ商品を売りさばく兎丸殿。商売繁盛大絶賛売り上げ大好調で清盛様は祝いの宴まで開いちゃいまして候。奥のお勤めの侍女の人たちも呼び込んじゃって楽しい楽しい宴会となりまして候。宴会終わってみんな寝た後、豊かな宋の国は今宵の宴会のような笑顔に満ち溢れているのだろう、いつか参ろうかの国へ・・船に乗ってと明子様に語る清盛様でした~。
対決
為義様、内大臣の頼長様に謁見して、オウムを献上?そのオウムが「ココデコウタコトハナイミツニナ」と、兎丸殿が密貿易品を売り込むときに繰り返していた言葉を叫んじゃって!これが一体何の証拠になるのかは言わぬが花のアレで・・・。にしてもしかし鋭いですねえ頼長様、菊の宴の青白磁をちゃんとちゃっかり持ってきてた!
頼長様がさっそく清盛様を呼びつけました!宋との密貿易を問い詰めるおつもりでしょう!って、ここになぜかまた顔を出している高階様!
頼長様はネチネチと問い詰めます。オウムと、先ほどの青白磁と、これは正規ルートの大宰府で手に入れたという清盛様。ですが大宰府の記録にはそんな品は載っておらず!同じころ神崎の庄ではその二品が取引されておる。そして神崎の庄で発見された院宣!これは平忠盛が偽造したものである!と、きっちりかっちり証拠を縷々述べられました頼長様。
どうだこれで申し開きできるまいと清盛様を追い詰めれば、清盛様は開き直って大反撃。呆れて言葉が出ぬのです、よくもまあ細かい事をちまちまちまちまと調べて来たものにございまするな!誰がどこで誰と取引しようと良いではないか!!
真面目に不真面目な清盛様はさらに言いつのります、国の役人が王家のために目ぼしいものを集めて後には残りかすのような品しか当たらない!そんな仕組みをせっせと守って何が面白いのじゃ!その足で博多に行ってその目で宋との取引の場を見てから言ってもらいたい。
これが宋のお金だと件の宋銭を出して見せて豊かな宋を手本にせよとおっしゃいます。この一見とるに足らぬ小さきものが国を豊かに生き生きとさせてくれるかもしれぬのです!いやあ・・・身分を考えない乱暴狼藉み見えちゃいますけどねええ~。
これに対して真面目の鎌足・頼長様は動じません。なんとまあ気が遠くなるほどの愚かさよ!たかだか商いの場を見たくらいで海の向こうの国を知った気になっておるとは!いやあ宋銭を見せられたくらいで揺らぎませんよねえ、貴族の名門の方ですもの~。宋の国を勝手に理想国家みたいに言うのだって所詮清盛様の脳内お花畑ですものねえ、確かに・・・
もう良い帰るが良い。そなたの料簡が知りたかっただけじゃ。さっさと帰れと軽~くイナされて土俵を割った感のある清盛様。法をののしり浅はかな考えで国の仕組みを変えよとののしるそなたのような者を私はこれから粛清するのだと最後通告みたいにおっしゃる頼長様でした。
清盛様なんだかショボーン。言い返せなかったと・・・己の青臭さ浅はかさを思い知らされそうな気がして・・・。あのような男とやりあうには俺はまだ力が足りない。盛国殿もシリアスなお顔。兎丸殿はおもろない!こうなったら落とし前をつけてもらう、いつかお前が宋と商いして生き生きと豊かな世を作れ、その手伝いやったらしたってもええ!兎丸殿も清盛様に賭ける腹積もりが出来上がった感じです。
後に残った高階様は頼長様におっしゃいます。回りくどい事をなさったものですな。平氏がいくら不正をしてもこれ程の財をもたらしてくれる平氏を鳥羽院様が咎めるはずはありませんと、それほどまでに院は王家は乱れ切っておる!それはあなた様は見抜いておいでだと。つまり頼長様が確かめたかったのは院の料簡の方だったという事かしら・・・?
おめでた
宋銭ももう意味がなくなっちゃったなああとおっしゃる清盛様。ならばこうしてはと盛国殿が差し出す数珠?ではなく、首飾り?宋銭を紐でつないで首飾り?これを清盛様に献上?あっ、清盛様のスタイリストは盛国さまだったわけね!今までの数珠みたいな首飾りも漁師の網みたいな帷子も、いやあそれはそれで納得しちゃうなあ~。
清盛様が明子様に今度川舟にでも乗ろうと提案すると、明子様これを断り、ややが出来ましてござりまする・・と!いやあいよいよ清盛様にもお子様誕生ですか~~~。
一方家盛様は浮かぬ顔。お馬で向かうは最初に出た蕩けそうな娘さん・・・場面転換で、父上先だっての婚儀の件謹んでお受けいたしますると・・・また元の場面に戻って、娘さんに背を向ける家盛様。うわ・・真面目なんだけど残酷な方ですねええ~。別れるなら別れるでちゃんと自分の口で言わなきゃダメじゃないの!?
にしてもこの兄弟、義理の叔父の家成様の縁談話を袖にする格好で自分で嫁を連れてきた兄と、惚れあった彼女にシレッと背を向けて叔父上からの縁談話に乗っかる弟と、好対照になりましたねええ~。
この記事へのコメント
頼長はドラマ的には悪役なのでしょうけど
悪い部分は徹底的に正す!という生真面目ぶりは
憎めない気がします。
真面目が故に板ばさみになってる家盛くんは
見ていて心配になってしまいますね。
あっ!かえ様も?ええ、ええ、私もなんだか憎めないの、頼長様が!
清盛様に自由万歳みたいに言われるとさも良い事みたいに聞こえますけど、みんながみんな自分のことだけを考えて好き勝手に暮らして・・
そうして出来上がったこの世界!この環境破壊!この原発!放射能!貧富の差!ちっとも人間を幸せにしない資本グローバリズム!
そもそも人間というものは自然の弱肉強食の心休まらぬ世界が嫌で安心して暮らせる掟のある社会を作ろうとしたのではないかと思うんですけど、結局弱肉強食に戻っただけ・・・
どうですこの日本、生まれた土地は荒れ放題、ダムに原発アスファルト、もうもう、私はいっそ、
上から下まで皆が皆掟を守って欲を出さずに心穏やかに暮らすような国の有様をこそ希う毎日・・あらやだ、私一人で盛り上がってしまいましたわっ(赤面)
すみませんすみません、お恥ずかしい限りでございます。でもそんな思いを持つ私としては、頼長様の言い分にも一理あるのではないかにゃあ~と~~。
うわぁぁ、「蜂飼大臣」藤原宗輔さまがぁっっ!!(T T)
宗輔さま、頼長を守って、守ってください。頼長は滅びます。国を思うその思いのために。妥協を許さぬその剛毅のために。謀反人として、大罪人として、ひとりぼっちで、世界中から見捨てられて。
手ずから菊を育てるなど下品だと嫌味の一つも言われたに違いないのに、敵の多いこの人をずっとかばってくださった宗輔さま、そうだっ!ご息女若御前さまを縁付けるっていうのはどうでしょか!…無理ですよねえ、毛虫に囲まれたら頼長発狂しちゃいますねえ。ってか、お嬢様が「虫愛ずる姫君」になったのは、あなたが蜂飼ってしかも一匹一匹名前付けたりするからだと思うんですが… いいんです。宗輔さまが登場してくださっただけでうれしいです。
宗輔様、ですか?いったいどこに・・・
あ、もしかしてあれですか、義清様の、君が~住む~~う~宿の~つぼ~を~ば~あ~っ、でお馴染みの菊見の宴!
頼長様のご同僚の方がそうだったんですねええ~。
まじめに職務に忠実で、しかも自然派でエコ派の好人物?
毛虫についてはちょっとあれですけど、意外に頼長様でしたら蜂はお好きなんじゃないかしら?
あれだけワンフォーオールで職務に忠実な蜂さんたちを見たら結構気に入っちゃうんじゃないかと、はい~。
うい奴じゃうい奴じゃと可愛がって刺されたりする頼長様を想像すると・・・やっぱり無理があるなああ・・・
聞くところによりますと頼長様と宗輔様は親交が厚かったようですし、これからも出番があると良いですねええ~。