大河ドラマ 篤姫 第七回「父の涙」

 これもまた曲名シリーズなのかしら?「父の涙」。教会で静かに歌い継がれている名曲だそうで・・・。とまあそれはおいといて、父の涙と申しますと、どうしてもこう、情けなさとか滑稽さとか、不器用さとか遣る瀬無さとかがあふれかえりますねえ~。今和泉島津家の場合、お嫁入りではなく養子として送り出すわけですけど、忠剛パパさんの悲しがりぶりはやはり、娘のお嫁入り前のお父さんと相通じるような気がいたします。娘にとってはちょっと歯がゆく、ちょっと・・・うざかったり・・・するかも・・・。

本日のかああんたんなあらすじ~
 於一ちゃんが島津本家の娘となる、このお目出度い時になじぇに不始末をしでかすかっ!とばかりに、菊本の自害は不届き千万と受け止められて、菊本の存在そのものまで抹消する勢い。実はそれが菊本の狙いでありまして、身分の低い自分の存在を消し去った方が、島津本家の姫様となる於一ちゃんのためになろうという算段。
 誰かのために身を引く辛さはこの人も同じ尚五郎くん、於一ちゃんとの形見として、お互いのお守りを交換しました。これで男の子のは男の子に、女の子のは女の子に、それぞれの本来の持ち主に戻りましたねえ~。にしてもこのお守り、なんだかグリコのおまけみたい~。
 とやこうやして於一ちゃんは、家族の皆様に別れを告げて、尚五郎くんや西郷さんにも見送られて、お城に登っていかれました。
 そんな於一ちゃんの脳裏にはやっぱり菊本、「女の道は一本道!」。

本日の感想~
 ひっぱりすぎたら恐縮ですけど、やっぱり私、菊本の死に様には納得が行きかねタンホイザです~。これまでに己の出自の身分の低さを恥じていたっていう感じでもなかったですし、悩んでいた様子だって何だか老人性のうつ病みたいな感じでしたし、あまりにも唐突な感じが・・。
 せめて何週間かかけて、菊本がかけがえのない於一ちゃんの守護月天みたいな雰囲気を作っていただけたらまだしも。ってゆーか、なにも死ぬこたあないでしょおお~って~。
 菊本の気持ちを代弁するようなかっこうでちゃっかり自分の思いのたけまでも述べた尚五郎くん。「あなたはあなたを思う者の気持ちが分かってない!」って、いつになく妙に熱のこもった迫力!ちょっと溜飲が下がりましたかしら?ほろ苦い青春の蹉跌でしたねええ~。
 於一ちゃんがお城に連れて行って良いのは侍女が一人だけ、心寂しきこと限りなし。そんな於一ちゃんに母上様がおっしゃいましたのは、「これからは一方聞いて沙汰するな」という戒めでした。身分が高くなればなるほど、短絡的に物事を進めてはならず、何事も良く良く周りの言い分をよく聞いて思慮深く判断せねばなりませんと。・・・・もしかして於一ちゃんにとって一番不得手な事なんじゃないかしら?先行き不安~。しかもその上迷ったら、考えるのではなく感じるのだと、いにしえのブルース・リー様のようなことまで言い出されましたっ!
 忠剛パパさん、今日は大活躍でしたねえ。冒頭の菊本に大激怒する課長・・ではなく家長としての厳しい表情、斉彬様に対する忠実な家臣として追従する表情、於一ちゃんが新調した打ちかけを見たり形見と差し出す書物を前にして泣きそうになって逃げ出す表情、照れくさくて悲しくてお目々をぱっちり開けて狸寝入りの表情、「そなたの父で愉快であった」と苦笑いの表情、於一ちゃんを見送った後の寂しい背中、そして涙・・・。
 お籠もご立派きんきらきん、おもわず背筋の伸びる気がする、親子の別れでございました。

 斉彬様ったら、忠剛パパさんに錦江湾に砲台を作らせるわ、水戸斉昭様にお願いして軍艦製造のお墨付きをいただくわ、ちゃくちゃくと攘夷活動の地歩固め。そこに於一ちゃん養子の一件が絡んでいくかと思うと、ますます先行き不安感。ああああんな優しそうな顔して、やっぱり腹の底が知れない方なのかも・・・。

本日のお庭~
 お庭の木が南国加減を演出してますよねえ。お部屋の中から逆光気味に障子越しに映し出される感じも・・・陽の光とあいまってなんとも温かそうでした~。ここんとこめっきり寒いから余計に温かそうでした~。

"大河ドラマ 篤姫 第七回「父の涙」" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。