NHK大河ドラマ「青天を衝け」第5回「栄一、揺れる」

泣く子とお代官様には勝てぬとばかり、渋々渋子の献上金五百両を届けさせられて、一言文句を言う前にお代官様にシカトされて怒髪雨天を衝いている栄一さんであります。承服できん、承服できん、承服できん…怒りふつふつ煮えたぎる帰り道で、たまたま出会った尾高惇忠様に愚痴っていると、喜作さんも来てました。いつもながらタイミングの良いお友達です。
今ちっとの所であのお代官様を殴るつけちまうとこだったと言う栄一さん。惇忠様曰く、お前は悲憤慷慨しているなと…。つまり正義の怒りと嘆きだと。今この世には悲憤慷慨するものが多く生まれている。俺もそうだ。この世の中そのものに悲憤慷慨しているのだ!ああ~尊皇攘夷のお誘いかな~?読書ソムリエが差し出す一冊は『清英近世談』。アヘン戦争の顛末を書いた本ですな。
「徳川家康です」。今日も出てきましたよ!彼らが悲憤慷慨しているこの世とは私が作った江戸幕府ですからね。わずか7%の武士が他を支配していました。士農工商はもはや教科書にはございません。武士と、その他。そこに私が線を引いた。だがこの頃になって、圧倒的に多い支配される側に疑問が生じ、厳しく引いた線が揺らぎ始めます…。大御所様!今宵もご講義、ありがとうございました~~!いやもう、分かりやすくて助かります~♪
渋沢父母の会では、栄一の言うのももっともだがそうはいかねえと言う父上。母上はそれに被せて、栄一の悩みの他に、もう一つちっと困ったことがあるんですと…。ド~オオ~~ン…♪シャクリハラマタシャクリハタ~♪

 エゲレスが清国をアヘン漬けにして戦争仕掛けてドカドカン、清国は屈服の末開国する羽目になりましたって!件の本の概要を道場仲間にも披露する栄一さんです。こりゃあ日の本も危ないぞ!
 すでにメリケンが乗り込んできてる!俺たちは敵を斬るために剣術を学ぶんだ!…現在の目からしたらずいぶん無茶な発想に思えますけど、彼我の兵力の差を冷静に見られない状況ではそう思い込んでしまうのも無理からぬことなのかもしれません。長七郎様。
 でもまああれですよ、清国がコテンパンにされるような強敵に日本刀が通用するものかどうか、分かってくれても良さそうな気がしてしまいます。閑話休題。
 千代ちゃんは相変わらず油売り。剣術剣術と兄の真似事ばかり…。千代ちゃんにホノ字なのは、栄一さんと喜作さんと…ライバルですかね?この本を読む皆は怖い顔をしていると言う千代ちゃんです。
 そこに通りかかった栄一さんの姉上のなかさんですけど、どうにも元気のなさげな様子。何があったのかあああ!

 渋沢家に大問題勃発。いつも元気にずけずけ物を言ってた長姉・なかさんが可笑しくなっちゃった!縁談がチャラになりそうでショックを受けた模様です。栄一さんは姉の身を案じた父上の命令で、こっそり後をつけて見守る。いや実際危ないのよねええ~。とうとう破談となりました!
 その原因は狐憑き。婚姻相手の家に狐が憑いたと言う噂で親戚中が大反対!根拠のない噂ほど質の悪いものでございます。…狐憑きとか狐落としとか、狐と言う架空の存在を原因だとして簡便法的に合理化して心の危機を乗り越えるって意味では多少の効果はあったのかも知れませんけど、魔女狩りみたいになっちゃっちゃあ百害あって一利なしですわなあ。閑話休題。

 さて江戸では、疫病流行、民心騒乱。幕府は…アメリカ、イギリスに加えてロシアとも和親条約を結ぶってんで斉昭様が悲憤慷慨だ~!阿部老中にかみついた~!安易に国を開けば清国のようになると主張する斉昭様。対して阿部老中は、隷属国にならぬように日々心身を労しているのだと返す。戦争して開国するなら、戦争しないで開国した方が良いのかもねええ~。閑話休題。
 斉昭様側近の東湖様が間に立って宥める気配の中…緊急ニュース!大地震が起こって下田に停泊していたロシア船が転覆しました!これぞ神風!船員たちを皆殺しにしろとまくし立てる斉昭様!んなことしたら開戦しますって!阿部老中は斉昭様を押しとどめ、天災に会ったものを不意打ちにするのは人の道に外れると窘められます。そんなことをしたらロシアのみならず異国がみな攻め寄せると追い釘を打つ阿部老中。んで絶妙のインターセプトで東湖様が割って入って、ひとまず矛を収められた斉昭様でございます。

 水戸藩屋敷にて、斉昭様腹心の藤田東湖様が先ほどの暴論を諫めております。異国人とて国には親や友がおりましょうと~。さすがの斉昭様もやられた感でしたな。下田で異国船の避難民を介抱する人々。それこそが国際理解やねえ~。
 帰宅した東湖様を慶喜様が待っておりました。慶喜様は異敵の武器について学んでみたいと仰る。強い相手に対するにはまず敵を研究しなければ。さすがに知恵者の慶喜様でございます。
 んだけど異敵嫌いの父・斉昭様が怒るんじゃないかと相談する慶喜様です。東湖様のお考えは、心・配・ご無用!御老公は料簡が狭いわけではなく、国を守りたい思いが誰よりもお強いだけ。阿部老中ともきっと仲直りするでしょう、と~♪ここで平岡様が藤田東湖様ご嫡男の小四郎様に、お前の父こそ諍臣だと仰る!後々に意味深なお言葉ですねええ~。

 なかさんに付きまとう栄一さん。なかさんは大激怒!こりゃあ狐憑きは本当だと思い込む村の衆。栄一さんが無駄な努力なのかもなああ。
 実際、栄一さんや父・市郎右衛門様は狐憑きなんて信じちゃあおりませんでした。千代ちゃんは栄一さんから話を聞いて、なかさんは相手を好いておられたのではないでしょうかと推測されます。縁談が決まってから美しくなられたって。はは~ん、好きなお方と添えずに悩む乙女心のいじらしさ、みたいな~?
 ゆるーく遠回しに栄一さんへの思いも語っている感じの千代ちゃんですけど、栄一さんには分からないのよねええ~。強く見えるものほど弱きものです。人は一面ではございません!と言い放つ千代ちゃん。いやいや栄一さんにそれは伝わらないわ~♪

 市郎右衛門様は気晴らしになればと、なかさんを集金回りの旅に連れていかれました。主人のいなくなった緑美しき渋沢家に、伯母上・まさ様が怪しげな山伏の一同を連れてきました!修験者様だって!祟り払いの御祈祷をしてもらえって!いやいや、お祓いなんかしたら狐が憑いたって白状するようなもんやないですか!
 栄一さんが止めようとするも、伯母上は一向聞き入れず、強引に御祈祷開催!『口寄せ』を始めちゃったよ!こういう人は芸達者なんだよねえ…「わだばマリリン・モンローだぁ」とか言い出すあれですよ~。閑話休題。
 この家には金神と井戸の神が祟っておる~。さらに、この家に無縁仏ありてそれも祟っておるなり~。三つも祟ってるってよ!祠を立てて清めよと命じる口寄せ。いやあ、これでまた一儲けするんだろうねえ、今でもよくあるインチキ商法ですなあ。
 このまましてやられるようじゃあ『日本経済の父』って大看板が泣きます!栄一さん曰く、その無縁仏が出たのはいつかと問う。口寄せが答えて曰く60年ほど前の事。とするとその頃の年号は?と追及する栄一さん。口寄せが自信満々に答えるに、天保三年なり!
 はぁ?天保三年は23年前だで?こんな事も分からないんじゃあ所詮大した神様じゃねえっぺか!と、修験者様に問い詰めれば、この口寄せは野狐か何かであろうと逃げを打つ!こうなったらもうオシャマンベ、インチキ霊感商法様ご一行は追い返されます~。
 俺は人の弱みに付け込む神様なんかこれっぽっちもこわかねえ。俺の姉様だってそんなに弱かねえぞと啖呵を切る栄一さん。それをまたグッタイミングで立ち聞きするなかさん。なかさんはその言葉に勇気づけられたこともあるのか、もう気が晴れたと元気な笑顔を取り戻されました。栄一、ありがとね!そんな、じゃれあう姉弟を優しく見守る千代ちゃんなのでありました。

 悪いことが次々と起こった感のある『安政』です。その年の秋、江戸を襲った大地震!篤姫様が大変だったあの地震です。慶喜様も将軍様も大慌て!揺れてますなあああ。安政江戸地震。上様はご無事!しかし水戸藩邸は大変だ!父母を心配して駆け付けた慶喜様。斉昭様の叫び、東湖は?東湖はどこぞ?藤田東湖様は…
 東湖様は血まみれで…お亡くなりになられました!腹心の第一の家来を失った斉昭様号泣!かけがえのなき東湖を亡くしてしまった~!主君の心を理解して何かと気を配り、時には諫めてくれた側近を失って、斉昭様の今後も心配になっちゃいますねええ。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント