インドカレーは自分でつくれ(平凡社新書) 田邊俊雅(著/文)メヘラ・ハリオム(著/文) 平凡社

インドカレーは自分でつくれ(平凡社新書) 田邊俊雅(著/文)メヘラ・ハリオム(著/文) 平凡社
インドの母さん忙し母さん、手間と時間のかかる料理はノーサンキュー・・・そういうこってす。
って、なんの事かわかりませんね?失敬失敬。
インドの家庭は大家族、それで家事の負担は女性にかかっている現状なわけですから、何時間もかけてじっくり作るような料理は無理。
専用の窯が必要な「ナン」だって一般家庭では作れません。だから発酵なしでフライパンでも作れるチャパティね!
カレーだって基本を押さえたら、手軽に自分で作れるんですよ?という趣旨の本であります。ポピュラーなジャガイモカレーでは・・・
クミンシードを油で温め、にんにくのみじん切り、しょうがのみじん切り、玉ねぎのみじん切り、乱切りトマトを炒める
パウダーのパプリカ、ターメリック、カイエンペッパーと塩を入れ、ジャガイモを食べやすい大きさに切ったのを加えて更に水を足して煮る
仕上げにガラムマサラでフィニッシュ・・・みたいな手順が紹介されています。これがカレーの基本ですって。
スパイスを何十種類も用意しなくてもよいみたいです。
骨付き手羽肉とかはじっくり煮込みますが、基本的には具材の「煮えばな」を楽しむのがインドの家庭料理だとか
日本のお味噌汁だって料理屋さんみたいな出汁引きを毎朝やってはいませんものねええ・・・
日本の食材をスパイスを使ってインド流に料理してみよう!という流儀で紹介されるレシピの数々。
特に気になったのは「ふり大根のカレー」!どうする?どうする?大根を蕪にするのもアリ?
ハリオムさんは横浜の有名インド料理店のオーナーシェフ。そのレシピをもとにインドカレー研究家の田邊さんが執筆されています。
お家ごはんのアクセントに。