NHK大河ドラマ「いだてん」第17回「いつも2人で」

いつも2人で…さてはオードリー・ヘップバーン様の佳作ですね!ある夫婦の12年間を6回の自動車旅行で時間軸を行ったり来たりしながら描く、ちょっとコミカルでシニカルでシリアスなロードムービー。この手法で行ったら今作のこれまではどんだけ縮められますかねええ~。時間軸を行ったり来たりで主人公はいつも走っていて、あ…普通に総集編か(汗)。

先週ラストで引き籠ってた四三君。彼の身を案じて再上京のスヤさん。と、少し時間軸が戻ります…スヤさん新聞読んで決心の段から。大正四年六月、ベルリンオリンピック中止!
ストックホルムの仇をベルリンで果たすべく過酷すぎる自己流トレーニングに青春の命を燃やしてきた四三君ですが、治五郎先生から地獄への招待状!いえいえ、つまりその、ベルリンオリンピックは中止だ!欧州戦争長期化により無期限延期!無念っ!これまでの人生の全てが泡と消えた四三君は愕然として、まるで蝋人形よ!そんで引きこもりです。
旅立つスヤさんに大奥様のお言葉は、スヤとマラソンとどっちが大事か聞いて来い、今なら勝てるぞ!そうかなああ~。
学友の野口君、橋本君が呼びかけても出て来ない四三君。まるで天岩戸ですなこりゃ。播磨屋の大将も清さんも気をもんでおります。福田君や徳三宝君もわざわざ遠くの赴任地からやって来ました。ホントに人に恵まれた人だよ韋駄天!
やがて意を決した徳三宝君浮かれた裸踊り…ではなく!襖を吹き飛ばした!そこに清さん以下全員が乱入!んだけど四三君は魂の抜けたごつなっとるばい!気晴らしに走ろうと言っても、な~し俺ぁ走っとですかぁ…と、そこにスヤさん到着。四三君は階段から転げ落ちた!甘ったれんなと、お前は俺たちの代表だろうと、檄を飛ばす!
だけどやっぱりもう走れんという四三君。ベルリンまでという約束で家族にも納得してもらってんだから!と、四三君をしょっ引いてって、いきなり水をかけ出した女子がおるとばい。案の定の矢吹ジョーのスヤさんですばい!愛妻の制裁で少し正気に戻った四三君ですが、開口一番、「誰?」こないだの「帰って」に引き続いての罵詈雑言ですわ!何を言うかああああっ!ぱんっぱぱぱぱぱぱぱんっぱぱぱぱぱぱぱんっぱぱぱぱぱぱぱ~~んっ!

 愛妻のスパルタカンフルで正気に戻った四三君。帰ろうと持ち掛けられて、でも帰らない?ダンケッシェン、ドイツ語ばい。意味を教えなきゃ意味ないでしょおお!
 貴方が金メダルを取ったらどんなに嬉しそうな顔をするか、それを思って頑張っているというスヤさん。一方四三君は、寂しくないですか?自分は寂しいん、と~。
 きつい練習をした夜はスヤさんの夢を見る。後一年の辛抱、金メダルを取ってしまいにしようと思ってました。悔しか…。そりゃそうだわなあ。だったら帰りましょうと再度持ち掛けるスヤさん。終わったと思ったら帰れませんか?
 オリンピックは終わった!帰りましょう!金栗選手はゴールドメダルったい!エア成功カウンセリングの後、すかさず差し出すいきなり団子。四三君流石に嬉しそう…ですけど、ダメだ!と言い出すスヤさん。四三さんが金メダルを取ったらもっと笑うバイ!頬をつまんで口角をあげて、笑えという新妻です。
 一向乗って来ない四三君。始まってもないもんが終わる訳がないと諭すスヤさん。ようやく涙がじっくり流れて、悲しみを浄化させることができたんでしょう四三君。走る気になりました!

 スヤさんは自転車で、四三君は足袋を履いて表に出ました。夫婦水入らずのランニングですば~い。一方愉快なお仲間の皆様は、あの女は誰なのかと雑談にふけっております。妹?賄いのおばちゃん?いやいや、妻がいるって回りに行ってないんだもんなあ、四三君~!
 この夜スヤさんは初めて四三君の下宿にお泊りいたしました。この前は済まなかったと謝る四三君。己の身を案じて上京した新妻に対して「帰って」は酷かったもんなア。
 これからは時々来て欲しいと言い出す夫に、ようやく安堵のため息のスヤさんでございます。ばってん先のことも考えんと行けんなあと仰るニートな旦那様。故郷へ帰って若旦那はマラソンランナーと…ではなく、日本マラソン界の未来が心配?何だよお前!
 まるでジェットコースターみたいに心のアップダウンにちょいとイラつき気味のスヤさん、金栗四三が五十人おったらヨカバッテンね!これ、四三君には嫌味は通じないのよ!むしろこれ、天啓なのよ~。何か考えだしたで四三君!五十人の自分と一緒にマラソン?

 翌日治五郎先生を訪ねる四三君。弾んだ声で、俺あ指導者になります!ようやく腰が据わったか?もしベルリン大会が開かれたら金メダルを取る自信がありました!俺がもし五十人おったら金メダルが五十個取れます!おっかしいよこの人~。
 なんだよお前と苦笑いの治五郎先生。四三君が更に自説を述べます。五十人いれば五十倍走れます。大阪から東京まで走れます!…おいおい何を言い出すんだいこの韋駄天は?
 治五郎先生も何か心に響いたご様子です。マラソンで孤独に走るのではなく団体競技と考えてみたらどうか?仲間がいれば大阪から東京までも走ることができる!…それ普通に飛脚の駅制では?大昔からやってますで、馬も使ってたみたいですけど~。
 とにもかくにも丸にも点にも、大盛り上がりのおかしな師弟。四三君は五十人ば育てるため、俺ぁ教師になりますっ!駅伝の父が誕生の名乗りをあげた瞬間なのでありました~♪

 ザンギリ頭の孝蔵君は浜名湖にて、水泳にいそしむ一連をディスりまくる。まーくん田畑政治君は遠泳の醍醐味を語ります。ならおめえも泳げばいいじゃんとツッコム孝蔵君。医者に止められているというまーくんを、孝蔵君がぶん投げて湖に投げ込んだ!ホントに投げ込んだで!気持ちええわあああ~~~♪
 どうもすみません!すみませんじゃないよ!ひでえよ志ん生師匠!こんなの重くて走れないよって聖火のトーチに難癖付けてるのは後年のマー君政治様で、敵はややこしく繋げてきましたよお母さん!

 やがて四三君は神奈川師範の教員となりました。神奈川師範学校って、いまでは横浜国立大学?なんで神奈川から横浜に?ダウンサイジング…いややっぱりそこは知名度かあぁ。出身はと問われたら「横浜です」と言う浜っ子、決して「神奈川です」とは言わない浜っ子…閑話休題。
 受け持ちは「地理」、そして長距離走の練習方法や新しい足袋の政策に挑む四三君であります。地理ってのはよかったね、さんざん海外で見分を広げて来たんだしね。放課後後輩を引き連れて、走るわ走る、倶楽部活動か!天狗倶楽部の再来った~い。

 元三島家家政婦のシマさんは晴れて東京女酒場放浪記…ゲフン、東京女講師にご入学を果たされ、ミルクホールでのバイトにも精が出る毎日。四三君と治五郎先生はミルクホールを訪れております。
 おかしな師弟が東京大坂間の大レースの話をしております。と、そこにお隣から声がかかった。京都じゃダメですかね?なして京都ですかああ~?
 実はこのお客様、読売新聞の大村記者。大村様のそのまたお隣が土岐善麿様!読売新聞では遷都五十年を記念して大運動会を計画中。ちょうど同じような事を考えてましたのです~。ナルホドこりゃ歴史的シンクロ率120%だ!大村、土岐の二両連結記者ぽっぽはこの後浅草で運動部のご意見番と会うと仰る。
 好機は逃さない自他共栄の権化・治五郎先生はお二人に同行してご意見番と強引に会見決行!新聞社が協賛してくれたら鬼に金棒だ!いきなりリアリティーが湧いて出てまいりました。

 待ち合わせの場所は言わずと知れた凌雲閣。そこにいたのはどっかで見た顔…はああ!天狗倶楽部で盛んに怒鳴ってた方じゃないですか!髭がないから分かんなかったよ!とまあ、天下のヤジ将軍の大逆襲です!何ておっしゃいましたっけ…吉岡信敬様でございます~。
 大運動会の演目として、東海道五十三次を辿るレースを提案する土岐様。これは大変に豪勢な大レースじゃないですか!一同興奮!好機到来!
 弥次さん喜多さんのコースですねって、ファンの人ならニヤリとするヤリトリも~。

 向こうに見える森も見つめながら治五郎先生がぶち上げた建築構想。私はあそこに競技場を作る!東京に競技場さえあれば手をあげることができた!って、そこは明治神宮予定地ですけど~。それでも譲らない治五郎先生。いつの日か東京でオリンピックを開くために!
 国立競技場の前身の明治神宮外苑競技場、着工は大正8年という事ですから、治五郎先生の有言実行振りが神がかってまいりますなああ。とっつけむにゃああ~♪

 今や一大プロジェクトの参謀となりました四三君。吉岡ヤジ将軍…いまや吉岡ご意見番でしたか、喝~。ご意見番と土岐、大村の二両記者連結様もご出席の体協の会議。四三君は東海道五十三次レースの説明をしております。
 全体を23区に分け、関東、関西、中部の各部23人のランナーが516キロを走り継ぐ大レース!最初はそんなに走って何になるのかと反対していたご一同ですけど、読売新聞が主催ならOKと話がまとまります。つまりこれ、お金の心配がなければ何でもありのモハメドアリなんですな。
 そして名前をどうするか、チキチキ…ゴホンゴホン、そうじゃなくて、東海道オリンピック…すかさず廃案!グレイシー!やがて出てきた苗が「駅伝」!駅と駅を伝って走るから、駅伝。「東海道五十三次駅伝競走」!これ決定~。

 シマさんはこのニュースを読んで、女子も参加できないかと言い出す。ご一同がみな反対する中、泣きべそのシマさんに四三君が示唆するのは、二階堂トクヨ先生にご相談。だかこれを二階堂助教が一蹴。っていうか、トクヨ怒る!私に言わせればマラソンなど野蛮!こういう所は師匠の肋木先生譲りの頑固者ですなああ~。
 マラソンの魅力を何故分かってもらえないのかと嘆いて怒る四三君。健気に働くスヤさんの姿、そのタスキを見て何か思いついたで四三君!スヤさんが帰って来ないのを怒りまくっているのは熊本の大奥様だ!実次兄上がまた責められて天手古舞の大踊り。
 播磨屋の大将に四三君が提案する新式の足袋はひもを結ぶ新機軸!そんなのもう足袋じゃねえとお冠ですけど、ここはやっぱり押し切られる好人物なんだなあ、播磨屋さ~ん。

 大正六年四月二十七日、東海道五十三次駅伝開幕!つい「大」と付けたくなりますよねえ、大東海道大五十三次大駅伝大会大開幕~♪
 でっかい浜名湖はいったいどうやって渡ったの?皆船で渡った!こいでいるのは船頭さんだと解説する後年の政治様。ここら辺聊かややこしいですなああ。
 関東軍では棄権者発生?次の区の選手が戻って二区分を走って競技続行!なんとも柔軟な運営です事。箱根でもこれやったればよろしいですのに~。選手たちは懸命にタスキをつなぐ。夜はタイマツを持って走る!何じゃこのレースはあああっ!
 んでやっぱり、タスキでしたね!すでにタスキが登場ですよ。四三君が考案した!バトンを持って走るのはつらいから?やるねえ、まさに駅伝の父です金栗四三様!
 その四三君は関東軍の最終走者!ここまで約44時間かかっております。ルマンよりも長時間やで!いよいよ川崎を出発した四三君でございます。ゴールは日本橋!これまたもうど真ん中の大ゴール!
 大観衆が集まって来た!新聞の宣伝効果もあったんでしょう、大人気です!そして大声援!ヤジ将軍の面目やくじょじゃ~!吉岡様大活躍!「駅伝」「金栗」大スターだもんよ!スヤさんも負けじと檄を飛ばす!「かなくり」!言ってみればこの方、駅伝の父、の母みたいなものですわねええ~。

 レースの結果は関東軍圧勝!興行的には大成功!そして熊本に戻られたスヤさん、途中泳いでいるのはマー君たちのご一団?
 そしてここでスヤさん、どうやら妊娠してらっしゃる!絶望のどん底から一転して、嬉しい事が続きますなああ。幾江大奥様は大喜びで実次兄上をご訪問でした。良かったね、今度は殴られんで済むとばい、あんちゃん~。
 子どもが授かった!こっで池部ん家は安泰じゃ~。大奥様の大はしゃぎ、ぬか喜びにならなければ良いのですけどおお~?
 餅のロンでポンでチーで、四三君も大喜びで、播磨屋の坊ちゃまに水をかけられるほどでしたけどおおお~。

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