NHK大河ドラマ「真田丸」第38回「昌幸」

どなたにも公平に必ずそれはやってまいります。良い人にも悪い人にも、ちょいと悪いんだけど超魅力的な父上昌幸様にも、老いと死の影が忍び寄るご様子。どうなんでしょう初志貫徹で上杉征伐に向かう家康様を横から襲って首を取っていたら・・・タヌキと称される家康様、まさにこれ、捕らぬ狸の皮算用ですかねえ~。

先週信之様と忠勝様が必死の助命嘆願が敵って命を救われた昌幸様と信繁様。しかし家康様の冷酷なまでの復讐心は九度山幽閉という厳しいお沙汰を下されました。二度と帰れると思うなと、つまり大好きな戦もできずに死ぬまで九度山に閉じ込める生き地獄!こんなんなら家康様に徹底抗戦して果てた方がよっぽどましだったんでしょう、父上~~!

 紀州高野山のふもとの田舎、九度山。番人がつくわけ?昌幸様と信繁様はこの村から出ることは禁止?3秒ルールとか一本足はセーフとか、そんなアレはさすがにないですよねええ。村長にご挨拶に向かうのは信繁様。高梨殿!泥だらけよ!山菜採りですか!順応してるなあ、高梨殿~~!
 村長の長兵衛殿は、木之元様ですか、低くて通る声は相変わらずですねええ。先週ラストで真田家一党を見張っていたのはこの人たちだったご様子です。きり様の用意した西洋菓子で懐柔しようとするも、なかなかまつろわない感じの村長以下の面々。
 真田の郷にいたころは楽しかったなあ・・お梅ちゃんもいたし・・信繁様いきなりきり様に向かって、お前はいっつもいるな?とかいろいろ話しているところに春様がやって来て、なんですかちょっと悋気よ!立ってるだけでわかるわ、この人やっぱり少しややこしい方だなあ。
 きり様は佐助殿となんだか良い雰囲気?佐助殿ったら、きり様の絵なんかプレゼントして、もしかしてほの字?

 信之様からお手紙到来。父からもらった「幸」の字を捨てて信之と名を変えたとのご報告。源三郎が捨てた「幸」の字、お前が継げと信繁様におっしゃる父上・・・つまり改名で真田幸○・・・まさか!村?出さないと言ってたアレが!いよいよ!って、幸信繁?何よそれ!立ち消えか~~~い!!
 九度山の親子を思いやる信之様、三十郎殿、小山田のアニキ。暖かいところだし、何もしないでゆっくりしていられるようだと信之様が心配顔で言えば、良い事づくめではないですかと能天気な小山田兄貴!母上は寝込んでましたか!今ようやく頼りにされる信之様と思いきや!母上仮病ですか!松様とグル?ひどいよ!母上!

 慣れぬ手つきで巻を割る春様。きり様の方がお上手?これからも源次郎様の事をよろしくなどと言い出す春様。今後が不安なの?彼はあなたが大好きだからときり様が慰めれば、それは亡妻の梅ちゃんに似ているからか?とまたも張り合う春様。
 こんどは信繁様に直談判で、悔しいと言い募る春様!じゃあきりには上田に帰ってもらおうと信繁様が言うと、きり様の事はどうでもいいんです私負ける気がしないから!と、超上から目線で斬り捨てた!そうじゃなくて悔しいのは梅様!今でも源次郎様の心で生きている~~!障子にぶつぶつ穴をあけて拗ね始めた~~!めんどくさい女子や~~~!もう止めなさいと春様を抱きしめる信繁様。春様したり顔で!全部計算づくか!恐ろしい娘!障子に穴をあけてるだけで、どうしてこんなに心が寒くなるような衝撃を感じてしまうのでしょうか!恐ろしい演出!

 景勝様はあっさり降伏して米沢30万石に減封!上杉を頼るつもりだった父上の目論見はもうあかんわ!そんな中、春様ご懐妊!これはめでたい・・ですけど春様ったら、女の子だったらお梅と名付けます!いやあ、これまためんどくさい妊婦やなああ。

 慶長八年、家康様は征夷大将軍になり、孫娘千姫を秀頼様に嫁がせて、これはもう家康様の天下だわ~。これで秀頼様の立場はさらに弱くなると憂え顔の信繁様。一方父上は、これでめでたく御赦免になるかもしれぬと捕らぬ狸の皮算用。どうしてそのように思われるのでしょうか・・まあ、そこに希望を持たなかったらやってられないんでしょう父上。
 信之様は父と弟の御赦免を申し立ててくださっている模様ですけど、本多正信様も口添えをしてくださってますけど、鬼の狸となられた家康様は一向にお許しにはならず。散々コケにされてきましたものねえ。それに今となっても少し昌幸様の事が怖いのではないかしら?あいつを帰したら何をするかわからんと・・。
 二年後、征夷大将軍の位を息子秀忠様に譲った家康様。これで今後は徳川が政を担うと宣言するような御振る舞い。この機を逃しては赦免の機会はないと焦る父上。だがしかし、いまだに家康様はお許しにはなられません。粘着質なセリフ回しで辛辣に振る舞う家康様。秀忠様はシレっとした笑顔で、あの男はもう死んだのだ、と~~。
 真田家では、大御所様に直談判するとまで言い出して信之様を困らす母と姉!それを厳しく諫める稲様!我が家までオトリツブシになってもよろしいのですか!すべては真田のため!間に立って優しく解説するおこう様。いやでも言い方がきついんですよねええ、稲様~~。源次郎はもう向こうで二人も子を作った?展開早いな~信繁様~。
 幽閉から数年の時が立ち、髪の毛真っ白になった昌幸父上がとうとう言っちゃった!ワシはもうここから出られんのかも知れんな・・・。もう魂が死んじゃってるみたいな父上(涙)。

 鷹狩大会が開かれることになり、久しぶりに登場する運命の王子・豊臣秀頼様!すがすがしい若武者振り。誇らしげな片桐様と大蔵卿の局、このお二方も忠義の人ですねえ。そして秀頼様の傍らにお仕えするのは加藤清正様ですねえ。
 一方板部岡江雪斎様が九度山を訪ねて来られました。北条氏政様が高野山で眠っておられるから・・・。最後は出家らしくしたいと僧形ですが、いやあ、この人は家康様にお仕えするんじゃなかったかしら?
 ついでに私も蟄居暮らしにすっかり慣れましたなどと言い出す信繁様に、お主はいかん!お主のまなざしの奥にはくすぶっている熾火が見える。いずれ誰かがその火を求めに来よう!楽しみにしておるぞ真田左衛門の佐・・・と意味深な大予言~。

 村人たちが騒いでます。隣村と喧嘩!勝手に薪を取っていく!徳川を二度も破った父上に願い出るのは、ワシらに戦の仕方を教えていただきたいとのご要望!これは父上、乗り気になった!こっちは20、敵は50。正面から攻めても勝ち目はない、20の兵を二手に分け・・・と言いかけた所で言葉に詰まって信繁様にあとを任せる父上。
 信繁様は穏やかに引き取って、村同士で喧嘩をしたらどちらの村長も磔になりかねず、殿様に仲介して話し合うのが良いとのお裁き。父上、調子に乗って戦を教えなくて良かったですねえ、とばっちりが来るに決まってますもの~~。もう時代が変わっちゃったんだなああ。

 忠勝様もすっかり老いて、信之様の二人の息子、つまりお孫さんと遊んでます。直接血の繋がりのない仙千代様にも竹とんぼを・・・と思ったら、指を切った!戦でも一度も手傷を負ったことの無いのが自慢の忠勝様。それがこのような失態!家康様に隠居を願い出ました。こういう所で引き際を悟られましたか・・・。
 家康様も事情をご諒解、最後まで心の通い合う主従でした。いつぞやの鬼のような表情とは打って変わって、仏様のようなお顔でお日様を仰ぐ忠勝様。恒例のナレ死だ~~~!

 信之様はとうとう北政所様に口をきいてもらう所存。でも簡単には会ってもらえそうにないところを、かつて北政所様の侍女の指南役であった方に仲介を頼みに来た信之様。小野のお通とおっしゃるこの方。何とも優雅で、信之様の胸が騒いでますか?心が落ち着かないご様子でしたけど~~。

 加藤清正様は片桐様に申し出て、家康様に秀頼様と会うように持ち掛けます。ご立派に成長した姿を見れば一目置かずを得なくなり、豊臣家の扱いも変わってこようと言う清正様。それ、もしかしたら逆を打つかもしれへんで~?
 家康様は会ってやろうとの思し召し。だがしかし、二条城で、徳川の建てた城に豊臣が伺って対面。これつまり豊臣を徳川の臣下扱いにしようと言う魂胆ですねええ。
 秀頼様は精悍な肩脱ぎで弓矢をしつつ、この話をご承諾。不敵な眼差しが・・これホントに秀吉様のお子様ですかねええ~。
 二条城にやって来た加藤清正様と豊臣秀頼様。清正様はいつぞやの三成様の内緒話を思い出します。俺が志半ばで倒れたら豊臣家の事お前に任す、命を懸けて秀頼様をお守りしろと!そうか・・そんなやり取りだったですか。清正様感じ入っちゃったわけですねええ。
 出て行けと言われても居座る清正様。そして秀頼様の押し出しがすごい!清正様がシレっと家康様の傍らに座って秀頼様に対して下座にいる気配を発して、結局家康様<秀頼様の図式を作ったのもナイスフォローで!高圧的にダダンっと言われて思わず頭を下げちゃった家康様。一応ここは豊臣家の家臣の徳川家って事になりましたかねえ。
 アレは本当に太閤の息子か?いかんのう・・。仕方あるまい。豊臣家も運がない、秀頼公が凡庸であれば生き延びられたものをと話し合う家康様と正信様のブラックトーク!
 その前にあの髭面じゃ。服部半蔵の出番でございますな?アレは死んだのでは?よう出来た二代目がございます・・。うわあ、暗殺指令か!ますますもってブラックトーク!!
 加藤清正様、毒針攻撃を受けたの?半蔵様、伊賀越えの時の先代はもっと明るいキャラだったけどなああ。すれ違いざま刺された本人も気づかないまま、さっと刺して何食わぬ顔で立ち去る仕事人!んで清正様、この後発病して二か月後に死んだ!またもナレ死だ~~!

 信繁様の息子大助様。村の子供に「罪人の息子」と言われてへこんでます。父も爺様も罪人ではない、流れでこうなっただけだと説明する信繁様。この世の中で徳川の軍勢に二度も勝ったのは爺様だけだ!お前にはその爺様の血が流れている。誇りを持て!
 昌幸様は、今度何か言われたらこうするのじゃ、相手の前に跪き頭を下げ謝るふりをして噛みつくのだ!喧嘩に卑怯も何もない勝ったもん勝ちよ!そして手には常に小枝を持ち、指の間にその小枝をはさんでトンガリを出した拳固で殴れと!とんでもなく卑怯な喧嘩殺法の伝授だ~!
 あら!父上倒れた!いよいよ来たか!!寝こんじゃった父上。戸棚を開けさせると、兵法奥義と題された書物!これをお前にやると!これが遺産か!願わくばもう一度戦に出たかった・・遺言じゃシカト聞け、いずれ必ず豊臣と徳川がぶつかる、その時はここを抜け出しお前は豊臣につけ、之より話すは徳川に勝てるただ一つの道!十年かけてワシが考えた策じゃ・・・
 真っ先に尾張を制する。徳川が攻めてきたら頃合いを見て尾張を捨てる。いったん近江まで引く。一時でも尾張を抑えたということが大事よ。これで日の本中の徳川に不満を持つ大名の心をつかむ。
 さらに瀬田と宇治の橋を落とし敵の追撃を阻む。その間に二条城を焼き払う。そうなれば徳川勢は大坂に攻めかかるしかない。それを大坂城で迎え撃つ。戦を長引かせるだけ長引かせろ。その間に各地で徳川に対して反旗が上がる。反旗が上がれば敵は大坂だけに関わってはおられん。やがては引くしかなくなる。ずいぶん壮大な計画だなああ。
 父上ならきっとうまく運ぶでしょうが、私には場数が足りませんという信繁様。ワシが立てる策に場数などいらん、心得は一つ、軍勢を一つの塊と思うな、一人一人が生きておる、一人一人が思いを持っておる、それをゆめゆめ忘れるな!最期に良いお言葉をいただきました!父上、もういけないお顔で眠りにつく。九度山のご家族総出で昌幸様の死をみとるご様子。
 信濃に帰りたかった上田の城に・・という父上。その手を握る信繁様。涙を浮かべるご一同。と、そこに馬の嘶き!蹄の音!お屋形様っ!!ああ・・この人がお屋形様と心から呼びかけるのはただ一人、武田信玄公だ~~~~!最期までその忠義は衰えることなく、甲斐信濃を取り戻すことに命を燃やした猛将!ここに死す!!

 さっき泣いてた大助様は春様の二人目のお子様だったみたいで、傍らにいらっしゃる姉上らしき娘様がきっとお梅様なんでしょうねええ。お髭の信繁様は少し武将っぽくシフト。白髪頭の高梨様はやっぱりもうフェードアウト寸前でしょうか。次週はまたほかの方面から信繁様に苦難が降りかかるご様子~~~!全部こんな感じか?全部こんな感じです!

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この記事へのコメント

2016年09月26日 16:54
お恥ずかしながら自分のブログに自己コメントです。
というのも、父上昌幸様の最期の教え、ワシが立てる策に場数など要らん、心得は一つ、軍勢を一つの塊と思うな、一人一人が生きておる。一人一人が思いを持っておる!
って、これ私、なんですかこう、三谷様の書かれる脚本に、一脈通じているような気がして!夢に見ちゃった!
三谷様が父上になって同じシーンを演じてるの!!もうもう、むっちゃ寝汗かいたわ~~。
汗もできちゃった・・・
鹿二郎
2016年09月30日 14:31
こんにちは。

 九度山幽閉、粗末な屋敷に押し込められ。耐え難いものでしたでしょうね。って、史実は浅野の殿様は昌幸様たちのために屋敷を新造して、寒村の九度山村はちょっとした城下町のようになったそうです。また役人の監視も村人まかせだったようで、それほど厳しくもなく、和歌山城下や京都に出かける事もあったとか。援助米50石も支給していたようで、浅野の殿様も人のいい方。
 一方、沼田城。皆こちらにナゼ。と思いましたが、上田城、関ヶ原の翌年には取り壊されていたんですね。徳川勢に。内府様にとっては、よほど忌々しい城だったのでしょうか。

 一方内府様、征夷大将軍就任、2年で息子に譲位。これで幕府は徳川家世襲で磐石に、と思いや、近年の研究では、徳川幕府成立の頃は、豊臣家の勢力も言われてるほど弱まっておらず、全国に蔵入地も抱え、大阪という経済圏を有し、結構強力な力を有していたんですね。
 そこにボンボンと思っていた19歳の後継者秀頼公が優秀な姿を現して・・・
 大御所様は恐怖したでしょうね。秀忠様は諸大名にそれほど人気もなかったようですし。
 しかし加藤清正様。今回は石田三成様を引き継いでますね。福島正則様も1万の兵で大阪城に待機し、なにかあれば京都に乗り込む気だったそうで、史実、3人が協力関係にあれば、大御所様の天下もなかったかもしれませんね。

 一方、九度山。11年もたてば、もう帰郷もかなわないと諦めの昌幸様。お孫様が謂れなき中傷を受けるのはお辛いことだったかと。
 最後に大御所様をあっといわせる策を息子に託すシーンはいいですね。本当は自分でやりたかったでしょう。
 最期「御屋形様・・」と、戦国に生きた猛将だったんですね。
2016年10月01日 21:05
鹿二郎様、お今晩は。
 史実はもうちょっと楽々な蟄居生活であったとか。なるほどそれって、信之様の功績!でもあるのかも~。ドラマ的には可愛そうな境遇で父上に最期を迎えてもらう必然性があったんでしょうかねええ。
 この時期の徳川家と豊臣家、これまでの歴史ドラマは圧倒的な徳側優位に描く事が多いような気がしますけど、もっと拮抗しててどっちに転ぶかわかんないって描写をした方が盛り上がるんですよねえ。
 昌幸様のご最期は実に印象的。もしかして時代遅れかも知れないけど、壮大で魅力的な方策でした!そして信玄公!馬の効果音だけのご登場でしたけど、いにしえの雄姿が思い浮かびましたよ~~。

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