NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第44回「運命の糸つなげて」

先週萩の乱に誓うってタイトルでしたけど、何か誓ってましたかねええ。この悲しみを乗り越えてとか、もう金輪際戦は回避するとか、そういうのはいっこう印象に残ってなくて、いっそタイトルは、萩の乱の悲劇とか、前原死すとかそんな風にしてもらった方がしっくりきたかなあって。その点今回はもう丸わかりですよ、運命の赤い糸が繋がるんでしょ?主人公様と義理の兄の禁断のアレで!ううう~~む。あ、それかもしかして阿久沢奥様が美和様と男前な友情を結ばれるとか?

先週の振り返り、前原様の反乱、木戸様の悲しみ。残された家族たちの更なる悲しみ。もう誰も死なんで欲しいのにと、涙涙で群馬に戻った美和様。義兄様に抱きしめられて流す涙のリスタート!こういう編集をされますと、もうなんだかじっくり腰を据えて萩の乱が描かれていたかと思える、トリックオアトリートー!!

 一息ついた感じの美和様。でも楫取様は相変わらず孤軍奮闘っていうか孤立無援。なんたって今群馬で儲かっているのは生糸商!生糸商の元締めの阿久沢様の裏番長様の方が県令様みたいなんだなあこれが。頼りにされてる大親分のにこやかな笑顔!余裕シャクシャクなんだななあこれが。
 これからは商人の時代!銭の天下じゃみたいに仰る阿久沢様、これで関西弁だったらもう、まるで往年の花と小箱ものみたいな・・。だからこそ教育をと言い出しても、あっさりスルーでさらに四面楚歌で楫取様撃沈~~。表向きニコヤカな分取りつく島がないんだよなあ、阿久沢様。所詮おいらは飾り物かと失意のどん底の楫取様でございます。
 一方美和様は阿久沢奥様にやり込められてる!姉の世話もせんで何をやっとるか、女に字を教えたりしてないでしっかりお世話をしなさいみたいな?道楽でそんな事されても困るんですよお手伝いさん!うわあ・・。姉上の体のことを言われたら分が悪いで美和様~。しかもほらほら、必殺武器のオニギリを出す前に、阿久沢せい様から上州名物焼きまんじゅうを差し出されちゃって、こっちのほうでも後れを取ったかあああ!

 その頃・・てつまり、神風連の乱、秋月の乱、萩の乱と続いたのがひと段落で、来年はいよいよメインイベントの西南戦争が控えていたころの明治九年の年末ですか。そんな時にやって来たのが野村靖様。お懐かしい~。今や神奈川県令様?儲かってるんでしょうねえヨコハマ。シルクロードで群馬と結ばれて縁の深い所に面白い人物配置ですなあ明治政府様。
 んで野村様が出してきたのが「留魂録」!どっから持ってきた~!寅兄様の遺言書は、久坂様がよせばいいのに京に持ってっちゃって行方不明だったのでは?
 ってのは違いました!実は留魂録はもう一冊あったのでした!寅兄様が伝馬町の牢屋でご厄介になってた牢名主!沼崎様でしたね。寅兄様が同じものを手書きコピーでお渡しした相手!島流しの最中も肌身離さず守り抜いてくれたんですと!いやあ、それが巡り巡ってまた戻って来なさるとは。まるでもう、昔飛ばした宇宙探索船が機械生命体になって帰ってくるくらいな奇跡!ヴィジャー!マメシバ先生大手柄だ~~~!
 ここで野村様の激白!かつて伊之助先生から賜ったお言葉、藩を知り民を知って動けとのご託宣!これは今の楫取様にはきっつい一言やで~。んでもこれ、大河ドラマ野村靖くらいのアレがあっても良いんじゃないかとさえ思われるエピソードでございあんした~。
 その後、美和様が読み上げる留魂録の一節、人にも四季があり春夏秋冬があり実を結ぶってくだり。一粒の籾として次の春の種となりますように・・。寅兄様のまいた種が明治維新で反乱続きで、功罪半ばって感じもしてしまいますけど、でもしっかり種もみが残った事には変わりなく。やっぱり歴史の偉人なんですねえ吉田松陰先生。
 あらでも、美和様と楫取様、留魂録でまた心と心を通わせちゃって!これが運命の糸か~~~!寿様がいないみたいでもう哀れ~~。

 年が明けて激動の明治十年。新年祝いの宴会の席で、楫取様がまた教育推進県構想をぶち上げますが、阿久沢様以下全職員が大反対!ここにはそんなの無用ノ介~!人にはそれぞれ持ち場がある!楫取様立つ瀬ナシで、四面楚歌の孤立無援がさらに極まって、とうとう折れた!私が間違っていたようです、と敗北宣言か~。だがしかし、職員の皆様はまだわかっていなかったのです、伊之助無双の恐ろしさを!そう、いざとなったら美和様にオニギリ配ってもらえば・・カクカクカクカク・・・。
 翌日から楫取様は農家を回って事情聴取。地に足の着いた県政を目指して、教育提唱再活動か~。しぶといなああ、折れたように見えて全然折れてなかった!まるで柳の枝のようにしなやかな立ち直りです楫取様。
 美和様はまた寿姉様をほっぽり出して阿久沢家に嫌がらせ・・失礼、字を教えてやろうと押しかけ塾講師だ!一軒一軒歩いて回るのは県令様。浮き足立ってる感じなのは阿久沢様。県令様が食べてるおにぎりは美和様の魔法のアレなんでしょうか?
 美和様はまたも阿久沢家をご訪問。会社の事務所に突然やってきて保険を案内したり乳酸飲料を売ったりするくらいの押し出し加減だ~。でもにゃぜにここだけ?群馬の女に教育をと思うのなら、他に製糸工場の家はいくらもあると思いますし、そもそもこの家だけ救ったってしょうがないような気も~。
 お断りしますっ!阿久沢せい様とうとう堪忍袋の緒が切れた!そりゃそうだわな、仕事の邪魔でしかねえんだもの~。美和様は家から追い出された!敢え無く退散。

 楫取家の夕餉、互いの活躍を報告し合う美和様と楫取様。本妻の寿様は蚊帳の外な感じですねえ。あ、いえ、美和様はまだ妹のお手伝いさん待遇でした、こりゃ失敬。楫取様は農家を回って実情を聞いて来たとか。生糸出待ち場の商人は潤っていても第一次産業の農家の皆様はまだまだ貧しい暮らし向きだとか。この暮らしから抜け出るために学校に通いたくても、仕事は忙しいし学校は遠いしって・・ならば皆の近くに学校を作ると子どもたちと約束してきたんだとか~。商人がダメなら農民を味方に!したら挟み撃ちか~~!!美和様は美和様でまた追い出されましたがへこたれませんと・・・いやあ、そんなら夜間の学校でも開いてあげたらイイのに。なんならお茶菓子食べ放題付きで~~。
 でもこれ、寿様は孤立状態。寂しいですねええ。滝母上にチクリのお手紙?杉家の滝様亀様、なにやら心配げなご表情でございますけど、亀様の癒しの笑顔がホッコリ~~。
 学校創立の下話を進める楫取様。美和様はまたもしつこく阿久沢商店を爆撃だ~~。そんななか中央政府は西南戦争勃発の対処で木戸様が追いつめられてる?一方群馬の某所では負けが続いて困り顔のトメ様の旦那に甘いお誘い・・。
 相変わらず阿久沢商店を爆撃の美和様、当の女工様たちからダメ出しをされちゃってすごすごと帰る毎日。キクちゃんだけはちょおおっと脈があるんですけどねええ。

 病床で旦那様の事も美和様の事も残らず憂えてきた寿様!そんな寿様に転機が訪れまして、東京で本格的に治療してもらえることになりました。東京と言ったらご次男久米次郎様がいらっしゃるので一緒に暮らすと。じゃあ私がお世話をと言い出す美和様を押しとどめて、私は女中を雇うからお前は私の代わりに旦那様のお世話をして欲しいとの思し召し。・・え、つまり公認?うわあ・・ではなく?群馬から日本を変えるお手伝いをして欲しいって事でしたか~。

 さてさて東京へやって来た楫取様ご夫妻。複雑なお顔の久米次郎様。夫婦の契りの心づくしの取ってつけたようなセールストークですよ!これはきっと最後の挨拶・・?できすぎくんで涙出るわ~!
 ちょうどその頃明治十年、第十五国立銀行創設、華族様が総出で作った銀行だそうで、そこの頭取に就任なさるのが何と何と南斗六聖拳!元長州藩主の毛利元徳様です!その祝賀会にやって来た楫取様。
 毛利様の奥様の銀姫様は安子様と名を変えて頭取婦人よ。木戸様は元の幾松様改め松子様と堂々のご夫婦振り。だけどこの時って西南戦争真っ盛り!そこら辺残らずスルーでいきなりもうやってんねんでってエピの入り方!くうう~~!隔靴痛痒!!第十五国立銀行って事は五月くらいでしょう?ってことはもう既に田原坂の攻防も終わっちゃった頃ですもんね。抜刀隊とかもスルースルー。形ばかりに元徳様から、私にできる事があればみたいなお言葉がございましたけど~。
 敵将は西郷隆盛様でしょう、政府軍は山県狂介改め有朋様だ。攻め上る薩摩軍を押しとどめての一進一退のつばぜり合いの頃でしょう。ですが勝たねばなりません、もし負けたらせっかくまとまりつつあるこの国がまたバラバラになってしまうと意気込む木戸孝允様でございます。あら、咳?お体悪そう~。もし私に何かあったら後は願いいたします?いやああ、頼られ過ぎやで楫取様。
 安子様と松子様は、美和様をサカナに淑女トーク。今度は何をしでかすのやら~~♪

 群馬の美和様は・・また来てるよあの人、みたいな!まだ字を教えるお積りのセールスですか!実にしつこい!ほかの工場へ行っとくれって追っ払ってもまた来るんでしょう?県令様のお身内なれば捨てても置かれず、厄介なお客人だな~。
 ってな所にまた○ヤの方がトメ様を訪ねてきてた!また亭主が借金で、今度は娘を売ったか~~~!腐れ外道は亭主の奴だ~~~!今度ばかりは捨てても置かれず阿久沢せい様が全額立替!そりゃあ法律上ちゃんと証文が有効であれば、娘を守りたかったら払わぬわけにはいきません。で、そのお金はトメ様が月賦払いですよねえ。こりゃあ一生ここから離れられないわ。向上心なんか持てませんよねえ、この境遇では。
 美和様怒った?またそのお顔!でた、美和様無双!それでええんですかっ!同じことの繰り返しで、このままで本当にええんですか!阿久沢せい様むっとして睨み返して、何がいいたいんだいっ!美和様のターンです、おせいさんが何時もみなさんを守ってくれるから何も解決せんのではないでしょうか、言わせていただきます!自分から何かを変えようとせん限りダメなんですっ!皆さんが大変なのは分かります!でも、その気になれば何でもできます!これからは誰でも人生を好きに生きて行ける時代になったんです!寅兄様の志の教えか~、でも当の寅兄様も婦女子の方にはイケズな言いようだったような記憶が・・・。
 美和様無双は断固継続中、誰でも夢見てええんです!そのためには学ばんと!学んで考える事が大事です!生きる力を身に付けんとっ!大女優の大御所にも引けを取らない井上ちゃんの顔芸だ!とうとうせい様が折れて、気に入った!その通りだ!お手伝いさん、いや美和さん!恒例の手のひら返しのお味方誕生ですけど、オニギリとか出さなかったねええ、美和様~。ここは女工の皆様のお顔の演技が物を言ったかなあ。
 んで、せい様の許可が下りて、休み時間に字の勉強を始める女工の皆様。せい様はすっかり美和様にデレデレだ。こうして種籾が一粒蒔かれましたとさ。留魂録の教え貫徹~~。ここでつながったのも運命の糸だったのかなあ。
はああ!楫取様も学校作ってる~~!子供たちは大喜びだ!阿久沢様はその計画書を見て苦虫潰しまくりまクリスティー?と、ここでバッドニュース!生糸の値段が大暴落となあああ~~~!

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この記事へのコメント

鹿二郎
2015年11月03日 21:46
こんばんは

 今回は留魂録と教育ですね。今更ですが吉田松陰様は凄いですね、高位高官に昇った人でもないのに、明治の世の重鎮に記憶されて・・まさに”死せる松蔭、生ける・・”と言った感じですか?
 そして教育、富岡製糸場では設立当初、士族の娘ぐらいしか読み書きが出来ず・・なんて事態が、楫取様の教育熱によって8時間労働とともに女子教育の充実が図られていったようですね。小学校の設立・・日本が明治期に急速に大国化したのも、江戸時代の寺子屋教育による識字率の高さが一番の要因、といわれてますし、こうした教育熱が日本を支えてきたのかもしれません。

 西南戦争、あらためて勉強すると凄まじい激戦だったとか。一日の消費弾薬は政府軍だけで33万発、政府軍兵士は一日300発は最低でも撃つよう義務付けられ、乱射する政府軍兵士が続出したとか。後の日露戦争が一日30万発撃ったと聞きますし、日本史上最大最後の内戦と言ってもいいですね。 しかし、西郷さんの目的は士族の苦境を理解してほしい。その一点だったように感じます。
鹿二郎
2015年11月03日 21:50
追伸
加えて、西郷さん、最後の大物と見られてる自分を政府軍に討たせることにより、全ての内戦の収束を狙ったようにも感じます。「あの西郷すら負けた・・」と士族に思わせるように。
2015年11月04日 23:51
鹿二郎様、こんばんは~。
当作を見る限り、決して万能ではなかった感じの寅兄様ですけど、
その熱い志で時代のアジテーターとしてきっちり爪痕を残されましたよねええ。
そこらへん、やっぱり大人物の偉人だなああって~。
明治初期の学制が右往左往する中で、教育に命を懸けた方があちこちにいらっしゃったと言う話も聞いたことがございます。
そういう志の者は楫取様や美和様だけではなかったってなところをもうちょっと拾ってくれたら、ぐぐっと奥行きが出てくるんですけどねええ。
んで、この時期を俯瞰して描いたらやっぱりインパクトは西南戦争でしょう。
その歴史の大舞台を伝聞で済ましてしまうのか、ある程度描いてくださるのか、ここまで見た限りでは伝聞で済ましてしまう流れなんですよねえ。もったいニャイ。
なかでも西郷さんはやっぱり別格偉人のもうほとんど神!なんですから、もういっそ「大河ドラマ西郷隆盛」・・そういうのは、翔ぶが如くで既にやってましたか~~・・

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