NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲第3部」第10回「旅順総攻撃」
ぬおおおおおおおおおおっ!あ、頭が、頭が!頭が切り替わらにゃ~~~い!・・あ、失礼、いえだってほら先週まで姫たちの戦国でちょおっと生ぬるくて緊張感のない頭になってますからっ!日露戦争でしょう?しかも第2部は軍神広瀬様戦死!旅順港閉塞作戦失敗で日本はどうなるのものかああ!ってところで終わってたでしょう?だったらもう第3部はのっけから緊張感でアップアップして見なきゃ追いつかないじゃないですかああっ!
先週までの雰囲気とは打って変わって、敵だってちゃんと敬意をもって描かれてますからっ!これが本当の強敵ですからっ!普段はCGが嫌いで、ライダーとか超戦隊を見てさえ、ちゃんと爆発させんか破壊せんかああっ!と思わず知らず叫んでしまう私ですけど、この番組のCGは別格、実写部分も頑張っててその上に被せてきっちりこさえてますから!ここまで作ってもらえたら文句なし!ね!ね!さあああ行け行け日本よわれらがお国!いよいよ陸のお兄ちゃんと海の弟の秋山兄弟の奮戦再開ですよっ!奥様~~っ!
まことに小さな国が開花期を迎えようとしている・・・青い空と白い雲、国民たちの白黒映像・・・身分制度をぶっ壊した昂揚感。何にもない国なのに上昇志向!財政の裏付けもないままに突っ走る明治の日本!スペシャ~ルな雰囲気。三人の主人公様のうちお一人がすでに他界されてらっしゃるのがなんともはやむなしく思われまして候・・・
現代のロンドンからタイムスリップで昔に戻って、だるまさんの高橋是清様がロンドンの街を歌って歩いて・・・資金繰りに駆け回ってらっしゃるご様子。いいセットですねええ。まだまだ成長途上の日本が自国の国力だけでは太刀打ちできず、どっかから資金を調達しなければ戦争も継続できないと。しかも相手は強大なロシア!形勢の悪そうな国にお金を貸してくれる人はおりませんでした。こういう時って、敵の敵はすなわち味方みたいな感じで協力してくれるところがないのかしらねええ~。あ、英国王室とロシア皇室は親戚同士なの?あちゃああ~~~。
そんななか、なんと日本にポンと五千万円出してやろうという方が現れたっ!だるまさん大喜び!さてそのお方とは・・・?
戦艦三笠の艦内、横須賀で見たのとおんなじね!秋山・弟・真之参謀と島村・あぶない・参謀長がご相談。閉塞戦がうまくいかなかった事を気に病んでらした有馬参謀が、体の不調もあって艦を去られるんだとか・・・。
さて戦況は・・旅順港閉塞作戦も失敗し、陸軍に応援要請するしかない海軍です。旅順を陸から攻撃して艦隊を追い出して欲しいと!もっと奥の方をせめて満州をめざして、旅順は孤立させといたらよいと思っていた陸軍ですが、ロシアの極東艦隊にバルチック艦隊まで合わさったら日本の負け戦確定であれば協力をしないわけにはまいりません。これまでの第2軍から兵を分けて旅順攻撃専任の第3軍を編成。
第3軍司令官が乃木希典大将、参謀長が伊地知少将、伊地知様は苦いお顔。海軍の要請を丸呑みしとったら陸軍の戦略が成り立たんと、まあそのお気持ちもわかりますけどねええ~。柄本明様、老けたなああ~。乃木様の息子様が戦死されたの?あ、いい顔!貯めてますねえ柄本様。
そんな折、満州軍総司令官、つまり超偉い方である大山巌様と、総参謀長の桃太郎・・じゃなかった!児玉源太郎様が連合艦隊をご訪問。戦艦三笠でお出迎えするはやっぱり超偉い方である東郷平八郎団長!もとい!司令長官!そして危ない参謀長の島村様、さらにさらに秋山・弟・真之参謀様!そのほかお歴々~。あら、舘様って意外と小柄なんですねえ、こうして並んでるところを見ると・・・。
会談の内容はもちのろんで旅順攻略共同戦線の打ち合わせでございます。児玉総参謀長は旅順くらいすぐに落とせると高をくくっているご様子?これに楯突いてくってかかりし男あり!言わずと知れた秋山真之参謀!いよいよ来ましたよ!ロシアの要塞は堅固、なまなかな砲撃では破壊できず突撃兵は機関砲の餌食になると!正面から要塞を潰すのではなく、そのちょおおっと横っちょの203高地、ここに陣を張って旅順港を砲撃したらええ、艦隊さえ追い出してくれたらええのですとの方策でございます。ちょっと先走って才走った小賢しくて熱い若き参謀、熱演ですねええ。
無茶をせずに合理的に勝ちに行くスマートな作戦ですが、陸軍のお歴々はお気に召さないっ!?白けたお顔の主は・・・鶴見辰吾様!いやあ、しっかりとご活躍ご活躍~。でも当の児玉総参謀長は穏やかなお顔で、君が秋山好古の弟かと感慨深げ。ロシア艦隊の追い出しは確かに引き受けたが敵艦隊を追い出すだけに第3軍四万を動かすわけにはいかん、陸軍の目的は旅順そのものを落とすことじゃと。陸軍ですものねええ。自分たちが敵を攻略して陣地を分捕るのが仕事ですものねええ、メンツというかレーゾンデードル?
大山総司令と児玉総参謀長が第3軍司令部にやって来られまして、今度は乃木司令官以下と作戦会議です。敵の要塞の中身がよく分からないと、何だか不安そうな感じですねえ。そこで児玉総参謀長が持ち出したのが、この間の秋山真之参謀の203高地作戦。二階から石をぶつけてお船を沈める大作戦!
ですがこれを伊地知参謀長が一蹴。鉄道から離れては戦えもはんとのご意見。で、陸軍の方針は東北からの全力攻撃突撃突破作戦に決定!敵の布陣もわからずにって、大丈夫かなああ~。
旅順港内の敵艦隊が動いた!陸軍の動きに反応して敵が打ち出してきた?殺気立つ艦内。きっびきびと立ち働いてますねええ真之参謀!戦闘開始?ですが、ロシアの艦隊はすぐさま旅順に逃げ帰り、思うほどの戦果は得られなかった由。雨中にて工作中の陸軍、乃木大将たちも暗い雰囲気でしたねええ。
陸軍の方はいよいよ旅順総攻撃!先の計画通りに敵の真正面からとっか~~~~ん!っていうか一番堅固なところを敢えて攻撃!正面突破!熱き血がたぎる男らしい作戦ですけど!フィルターも爆発もCGも役者の皆様も!いい仕事してますよ!もちのろんで実爆発効果様も!いいなあ、スペシャルドラマ!ああああっでもでも敵もさる者ひっかくもの、激戦激戦大激戦で、日本軍は旗色悪し?たった一時間で第七連隊壊滅?うわあ・・・(涙)
セメントを一杯使ったんですって、旅順要塞。しかもでっかい砲台!しかもその周りは地雷だらけで!そのまた周りに鉄条網!さらにさらに機関銃と速射砲!そおおおんな所に突っ込んでったら死ににいくようなもんですわっ!一隊が全滅したらその屍を乗り越えて次の隊がって、相手は火縄銃じゃないですから!近代兵器ですから!しっかりしてくださいよ乃木大将~~~(涙)!!でもこうしてお国のためにあえなく亡くなった方々には、感謝感謝の合掌であります。あ、涙がもう・・・
結局このままでは砲弾が尽きてお終いだってことで第一次旅順総攻撃終了~。それに怒ったのは海軍から派遣されていた岩村参謀。弾量の差は最初っから分かってたのにどうして正面攻撃をなさいますのかなさいましたか、おまけにここで止めてしもうてバルチック艦隊が到着したら、日本は終わりじゃ言うがじゃああああっ!!!
この大失敗に終わった旅順攻撃で日本側の死傷者1万6千・・・涙。こうなったら単身陸軍に乗り込んで直談判じゃととんでもないことを言い出す秋山・弟・真之参謀!に対して、グーパンチ!アア~~ンド、背負い投げ!頭を冷やせ!喧嘩する相手を間違えんな!と諌める島村参謀長でした。青いなあ、真之ちゃん・・・。
さて秋山・兄・好古騎兵旅団長の方はと申しますと、うわ!ハリマオ見たいのが帰ってきた!斥候なの?敵情視察?ここは遼陽・・・って旅順よりももっと北の方ですね。この北の地にて日本軍を迎え撃つのがロシア陸軍の作戦だとか。もともと国力に大きな差もあり、遠くまで引きづり出せば出すほどロシアが有利?しかもロシア側が23万に対して日本の兵力は14万でしかない・・・(冷汗)
敵情を視察せよとの命を受けて斥候を出していたんですねえ好古お兄ちゃん、さっそくその報告を大山様以下のお歴々にお披露目です。敵は日本が思っているアンザンタンよりもさらに北方のシュザンポに主力を置いていると。甘く見て真正面から突っ込んだらえらい目にあいますよ、と~。
これを受けて児玉参謀長は正面から突撃するとともに秋山旅団を支隊として側面から展開させる作戦を立てまして候。雨中の進軍、兵隊の皆様ご苦労なさって、ほんに陸軍は泥まみれですねええ。そんななか颯爽と歌いながら馬で闊歩する好古お兄ちゃん、頼りがいある~~~。
銃後の日本では秋山母上の貞さん、お兄ちゃんの奥様の多美さん、真之ちゃん奥様の季子さんが仲良くご歓談・・・。竹下様はもう、姿勢から何から役作り完璧!そしてタフマン父上はもう故人、寂しいなあ…。あっ!でも、子供がいるのね!やっぱりいいわ、子供がいるだけで少し救われますねえ~~。お婆さんの心意気?わけわかんない好古様のお手紙朗読~~~。って、このシーンはつまり、閑話休題?
意外と平和な感じだった日本の銃後の雰囲気とは程遠い遼陽の戦いですっ!豪勢な画面ですねえええっ!秋山旅団は地の利を生かして足を効かせて、あっちへ行ったりこっちへ来たり、まさに機動戦士!敵が思いもしなかったところからパパンと騎兵砲を撃ち込んだりの大活躍!かっこいいいい~~~!お馬さんたちも大活躍~~~!ああ、ああ、このお馬さんたちのエサ代カンパを仕切って下さったら、私もうできる限りに寄付いたしますのにいいいっ!!!
日本軍のフットワークの良い攻撃が功を奏したのか、ロシア軍撤退!でも~、ロシア総司令官のクロパトキン様は会見を開かれまして、これは予定の退却であると強がり?でもこの強がりを世界は真に受けちゃって、日本公債の引き受け手激減!日本の財政は危機に陥りました!うう~~ん、勝負に勝って宣伝に負けたかああっ!!
日本政府に戦事費を用立てていたユダヤ人のヤコブ・シフ様がだるまさん様を訪れまして、必死に説得する高橋是清だるまさん様!日本軍は勝利したけどロシアを取り逃がしただけ、それを宣伝しないのは日本の美徳!だとかなんとか・・・。でもそのシフさんの出資の動機のはむしろ、ロシアで差別される同胞たちへの愛!今の帝政ロシアをつぶすのが自分の目的だと!やった!やっぱりこれですね、敵の敵は味方作戦~~~!
深い、世界は複雑だなあと嘆息するだるまさん様。一方ロシアのニコライ二世様は、バルチック艦隊に出撃命令?砲弾が花火みたい!きれいですねええ~。
第二次旅順攻撃にそなえヒゲの長岡様から送り込まれた28サンチ榴弾砲!巨砲巨砲のディックミネ!つまりこれ、コンクリ要塞を攻略するためですね!でもこないだからへそを曲げ続けている感じの伊地知参謀は送るに及ばずと?設置するのに手間取るからそんなもんいらんわい、みたいな・・・。こないだみたいな肉弾突撃を繰り返すってわけ?それじゃあいくら人死にが出てもおっつきませんえ~?
児玉総参謀長も伊地知参謀の言動にはあきれ顔?こりゃあ伊地知様だけに、意地になっちゃってんのか知らねええ~。
で、二度目の旅順総攻撃!敢行!・・・は一度目ほどではないにせよそれでもなんと4900人もの死傷者を出してあえなく失敗!いやあ、砲がちっちゃいもんなああ!兵隊さんがかわいそ過ぎるってええ!
この時乃木大将のお膝元の陸軍第一師団の参謀長が海軍の真之参謀の案であった203高地攻略を願い出て、兵を割いて203高地に向かったそうです、が、いかんせん少人数の小攻撃、とても攻略には至りませんでしたとか。
児玉様は要塞攻撃は弱点を突くべきと責めますが、乃木司令官はそもそも何の情報を持たずに作戦を開始した以上は肉弾攻撃しかないでしょうと、で、こうなったからには皆の命と引き換えに掘り進めた塹壕をさらに掘り進めるしかないと、やっぱり主眼は正面撃破の突破の突貫小僧星野勘太郎攻撃?で、こりゃあもう日本は終わりかと皆が暗く沈んでしまいました。
あ、律ちゃん?正岡子規様妹様の律ちゃん様!!!懐かしいなああ。田舎の田圃道でお弔いの列に遭遇。うわ、まるでいつぞやの横溝正史シリーズみたいな葬列ですよ~。痛々しい悲しみが張り付いた律ちゃんのお顔。印象的ですねえ。これまた閑話休題?
バルチック艦隊いよいよ出航!勇ましいなあ、重量級?まさに鉄の塊!怖いなああ~~~。
三笠の艦上にてジリジリ焦ってキリキリ歯噛むは真之参謀。残る力をすべて203高地にかければ!東郷総司令はそれを諌めるように言うよう、おいどんたちも苦しか、じゃっどん乃木さんはもっと苦しか、待つときは待たんにゃならぬ、と~。
東京では長岡様の乃木下し工作が進行中ですが、伊地知参謀長もなんか弱気の弱音三昧咳三昧ですがっ、でもでもやはり、渦中の乃木大将はさらに第三回旅順総攻撃をご命令っ!やっぱり正面から力で突撃するの?足りない分は勇気で補うの?あううううう~~~!
次週っ!いよいよ涙なくしては見られない白襷隊でございます~~~っ!
先週までの雰囲気とは打って変わって、敵だってちゃんと敬意をもって描かれてますからっ!これが本当の強敵ですからっ!普段はCGが嫌いで、ライダーとか超戦隊を見てさえ、ちゃんと爆発させんか破壊せんかああっ!と思わず知らず叫んでしまう私ですけど、この番組のCGは別格、実写部分も頑張っててその上に被せてきっちりこさえてますから!ここまで作ってもらえたら文句なし!ね!ね!さあああ行け行け日本よわれらがお国!いよいよ陸のお兄ちゃんと海の弟の秋山兄弟の奮戦再開ですよっ!奥様~~っ!
まことに小さな国が開花期を迎えようとしている・・・青い空と白い雲、国民たちの白黒映像・・・身分制度をぶっ壊した昂揚感。何にもない国なのに上昇志向!財政の裏付けもないままに突っ走る明治の日本!スペシャ~ルな雰囲気。三人の主人公様のうちお一人がすでに他界されてらっしゃるのがなんともはやむなしく思われまして候・・・
現代のロンドンからタイムスリップで昔に戻って、だるまさんの高橋是清様がロンドンの街を歌って歩いて・・・資金繰りに駆け回ってらっしゃるご様子。いいセットですねええ。まだまだ成長途上の日本が自国の国力だけでは太刀打ちできず、どっかから資金を調達しなければ戦争も継続できないと。しかも相手は強大なロシア!形勢の悪そうな国にお金を貸してくれる人はおりませんでした。こういう時って、敵の敵はすなわち味方みたいな感じで協力してくれるところがないのかしらねええ~。あ、英国王室とロシア皇室は親戚同士なの?あちゃああ~~~。
そんななか、なんと日本にポンと五千万円出してやろうという方が現れたっ!だるまさん大喜び!さてそのお方とは・・・?
戦艦三笠の艦内、横須賀で見たのとおんなじね!秋山・弟・真之参謀と島村・あぶない・参謀長がご相談。閉塞戦がうまくいかなかった事を気に病んでらした有馬参謀が、体の不調もあって艦を去られるんだとか・・・。
さて戦況は・・旅順港閉塞作戦も失敗し、陸軍に応援要請するしかない海軍です。旅順を陸から攻撃して艦隊を追い出して欲しいと!もっと奥の方をせめて満州をめざして、旅順は孤立させといたらよいと思っていた陸軍ですが、ロシアの極東艦隊にバルチック艦隊まで合わさったら日本の負け戦確定であれば協力をしないわけにはまいりません。これまでの第2軍から兵を分けて旅順攻撃専任の第3軍を編成。
第3軍司令官が乃木希典大将、参謀長が伊地知少将、伊地知様は苦いお顔。海軍の要請を丸呑みしとったら陸軍の戦略が成り立たんと、まあそのお気持ちもわかりますけどねええ~。柄本明様、老けたなああ~。乃木様の息子様が戦死されたの?あ、いい顔!貯めてますねえ柄本様。
そんな折、満州軍総司令官、つまり超偉い方である大山巌様と、総参謀長の桃太郎・・じゃなかった!児玉源太郎様が連合艦隊をご訪問。戦艦三笠でお出迎えするはやっぱり超偉い方である東郷平八郎団長!もとい!司令長官!そして危ない参謀長の島村様、さらにさらに秋山・弟・真之参謀様!そのほかお歴々~。あら、舘様って意外と小柄なんですねえ、こうして並んでるところを見ると・・・。
会談の内容はもちのろんで旅順攻略共同戦線の打ち合わせでございます。児玉総参謀長は旅順くらいすぐに落とせると高をくくっているご様子?これに楯突いてくってかかりし男あり!言わずと知れた秋山真之参謀!いよいよ来ましたよ!ロシアの要塞は堅固、なまなかな砲撃では破壊できず突撃兵は機関砲の餌食になると!正面から要塞を潰すのではなく、そのちょおおっと横っちょの203高地、ここに陣を張って旅順港を砲撃したらええ、艦隊さえ追い出してくれたらええのですとの方策でございます。ちょっと先走って才走った小賢しくて熱い若き参謀、熱演ですねええ。
無茶をせずに合理的に勝ちに行くスマートな作戦ですが、陸軍のお歴々はお気に召さないっ!?白けたお顔の主は・・・鶴見辰吾様!いやあ、しっかりとご活躍ご活躍~。でも当の児玉総参謀長は穏やかなお顔で、君が秋山好古の弟かと感慨深げ。ロシア艦隊の追い出しは確かに引き受けたが敵艦隊を追い出すだけに第3軍四万を動かすわけにはいかん、陸軍の目的は旅順そのものを落とすことじゃと。陸軍ですものねええ。自分たちが敵を攻略して陣地を分捕るのが仕事ですものねええ、メンツというかレーゾンデードル?
大山総司令と児玉総参謀長が第3軍司令部にやって来られまして、今度は乃木司令官以下と作戦会議です。敵の要塞の中身がよく分からないと、何だか不安そうな感じですねえ。そこで児玉総参謀長が持ち出したのが、この間の秋山真之参謀の203高地作戦。二階から石をぶつけてお船を沈める大作戦!
ですがこれを伊地知参謀長が一蹴。鉄道から離れては戦えもはんとのご意見。で、陸軍の方針は東北からの全力攻撃突撃突破作戦に決定!敵の布陣もわからずにって、大丈夫かなああ~。
旅順港内の敵艦隊が動いた!陸軍の動きに反応して敵が打ち出してきた?殺気立つ艦内。きっびきびと立ち働いてますねええ真之参謀!戦闘開始?ですが、ロシアの艦隊はすぐさま旅順に逃げ帰り、思うほどの戦果は得られなかった由。雨中にて工作中の陸軍、乃木大将たちも暗い雰囲気でしたねええ。
陸軍の方はいよいよ旅順総攻撃!先の計画通りに敵の真正面からとっか~~~~ん!っていうか一番堅固なところを敢えて攻撃!正面突破!熱き血がたぎる男らしい作戦ですけど!フィルターも爆発もCGも役者の皆様も!いい仕事してますよ!もちのろんで実爆発効果様も!いいなあ、スペシャルドラマ!ああああっでもでも敵もさる者ひっかくもの、激戦激戦大激戦で、日本軍は旗色悪し?たった一時間で第七連隊壊滅?うわあ・・・(涙)
セメントを一杯使ったんですって、旅順要塞。しかもでっかい砲台!しかもその周りは地雷だらけで!そのまた周りに鉄条網!さらにさらに機関銃と速射砲!そおおおんな所に突っ込んでったら死ににいくようなもんですわっ!一隊が全滅したらその屍を乗り越えて次の隊がって、相手は火縄銃じゃないですから!近代兵器ですから!しっかりしてくださいよ乃木大将~~~(涙)!!でもこうしてお国のためにあえなく亡くなった方々には、感謝感謝の合掌であります。あ、涙がもう・・・
結局このままでは砲弾が尽きてお終いだってことで第一次旅順総攻撃終了~。それに怒ったのは海軍から派遣されていた岩村参謀。弾量の差は最初っから分かってたのにどうして正面攻撃をなさいますのかなさいましたか、おまけにここで止めてしもうてバルチック艦隊が到着したら、日本は終わりじゃ言うがじゃああああっ!!!
この大失敗に終わった旅順攻撃で日本側の死傷者1万6千・・・涙。こうなったら単身陸軍に乗り込んで直談判じゃととんでもないことを言い出す秋山・弟・真之参謀!に対して、グーパンチ!アア~~ンド、背負い投げ!頭を冷やせ!喧嘩する相手を間違えんな!と諌める島村参謀長でした。青いなあ、真之ちゃん・・・。
さて秋山・兄・好古騎兵旅団長の方はと申しますと、うわ!ハリマオ見たいのが帰ってきた!斥候なの?敵情視察?ここは遼陽・・・って旅順よりももっと北の方ですね。この北の地にて日本軍を迎え撃つのがロシア陸軍の作戦だとか。もともと国力に大きな差もあり、遠くまで引きづり出せば出すほどロシアが有利?しかもロシア側が23万に対して日本の兵力は14万でしかない・・・(冷汗)
敵情を視察せよとの命を受けて斥候を出していたんですねえ好古お兄ちゃん、さっそくその報告を大山様以下のお歴々にお披露目です。敵は日本が思っているアンザンタンよりもさらに北方のシュザンポに主力を置いていると。甘く見て真正面から突っ込んだらえらい目にあいますよ、と~。
これを受けて児玉参謀長は正面から突撃するとともに秋山旅団を支隊として側面から展開させる作戦を立てまして候。雨中の進軍、兵隊の皆様ご苦労なさって、ほんに陸軍は泥まみれですねええ。そんななか颯爽と歌いながら馬で闊歩する好古お兄ちゃん、頼りがいある~~~。
銃後の日本では秋山母上の貞さん、お兄ちゃんの奥様の多美さん、真之ちゃん奥様の季子さんが仲良くご歓談・・・。竹下様はもう、姿勢から何から役作り完璧!そしてタフマン父上はもう故人、寂しいなあ…。あっ!でも、子供がいるのね!やっぱりいいわ、子供がいるだけで少し救われますねえ~~。お婆さんの心意気?わけわかんない好古様のお手紙朗読~~~。って、このシーンはつまり、閑話休題?
意外と平和な感じだった日本の銃後の雰囲気とは程遠い遼陽の戦いですっ!豪勢な画面ですねえええっ!秋山旅団は地の利を生かして足を効かせて、あっちへ行ったりこっちへ来たり、まさに機動戦士!敵が思いもしなかったところからパパンと騎兵砲を撃ち込んだりの大活躍!かっこいいいい~~~!お馬さんたちも大活躍~~~!ああ、ああ、このお馬さんたちのエサ代カンパを仕切って下さったら、私もうできる限りに寄付いたしますのにいいいっ!!!
日本軍のフットワークの良い攻撃が功を奏したのか、ロシア軍撤退!でも~、ロシア総司令官のクロパトキン様は会見を開かれまして、これは予定の退却であると強がり?でもこの強がりを世界は真に受けちゃって、日本公債の引き受け手激減!日本の財政は危機に陥りました!うう~~ん、勝負に勝って宣伝に負けたかああっ!!
日本政府に戦事費を用立てていたユダヤ人のヤコブ・シフ様がだるまさん様を訪れまして、必死に説得する高橋是清だるまさん様!日本軍は勝利したけどロシアを取り逃がしただけ、それを宣伝しないのは日本の美徳!だとかなんとか・・・。でもそのシフさんの出資の動機のはむしろ、ロシアで差別される同胞たちへの愛!今の帝政ロシアをつぶすのが自分の目的だと!やった!やっぱりこれですね、敵の敵は味方作戦~~~!
深い、世界は複雑だなあと嘆息するだるまさん様。一方ロシアのニコライ二世様は、バルチック艦隊に出撃命令?砲弾が花火みたい!きれいですねええ~。
第二次旅順攻撃にそなえヒゲの長岡様から送り込まれた28サンチ榴弾砲!巨砲巨砲のディックミネ!つまりこれ、コンクリ要塞を攻略するためですね!でもこないだからへそを曲げ続けている感じの伊地知参謀は送るに及ばずと?設置するのに手間取るからそんなもんいらんわい、みたいな・・・。こないだみたいな肉弾突撃を繰り返すってわけ?それじゃあいくら人死にが出てもおっつきませんえ~?
児玉総参謀長も伊地知参謀の言動にはあきれ顔?こりゃあ伊地知様だけに、意地になっちゃってんのか知らねええ~。
で、二度目の旅順総攻撃!敢行!・・・は一度目ほどではないにせよそれでもなんと4900人もの死傷者を出してあえなく失敗!いやあ、砲がちっちゃいもんなああ!兵隊さんがかわいそ過ぎるってええ!
この時乃木大将のお膝元の陸軍第一師団の参謀長が海軍の真之参謀の案であった203高地攻略を願い出て、兵を割いて203高地に向かったそうです、が、いかんせん少人数の小攻撃、とても攻略には至りませんでしたとか。
児玉様は要塞攻撃は弱点を突くべきと責めますが、乃木司令官はそもそも何の情報を持たずに作戦を開始した以上は肉弾攻撃しかないでしょうと、で、こうなったからには皆の命と引き換えに掘り進めた塹壕をさらに掘り進めるしかないと、やっぱり主眼は正面撃破の突破の突貫小僧星野勘太郎攻撃?で、こりゃあもう日本は終わりかと皆が暗く沈んでしまいました。
あ、律ちゃん?正岡子規様妹様の律ちゃん様!!!懐かしいなああ。田舎の田圃道でお弔いの列に遭遇。うわ、まるでいつぞやの横溝正史シリーズみたいな葬列ですよ~。痛々しい悲しみが張り付いた律ちゃんのお顔。印象的ですねえ。これまた閑話休題?
バルチック艦隊いよいよ出航!勇ましいなあ、重量級?まさに鉄の塊!怖いなああ~~~。
三笠の艦上にてジリジリ焦ってキリキリ歯噛むは真之参謀。残る力をすべて203高地にかければ!東郷総司令はそれを諌めるように言うよう、おいどんたちも苦しか、じゃっどん乃木さんはもっと苦しか、待つときは待たんにゃならぬ、と~。
東京では長岡様の乃木下し工作が進行中ですが、伊地知参謀長もなんか弱気の弱音三昧咳三昧ですがっ、でもでもやはり、渦中の乃木大将はさらに第三回旅順総攻撃をご命令っ!やっぱり正面から力で突撃するの?足りない分は勇気で補うの?あううううう~~~!
次週っ!いよいよ涙なくしては見られない白襷隊でございます~~~っ!
この記事へのコメント
表現の仕方も、ストーリーの展開も。
時間が先週までの倍なのに、半分くらいに感じました。
一年間続けてやってほしかったなぁ。
正純ショックから未だに抜け出せないので、「卿の」なんて言ってないじゃんよー、などと呆けておりましたが、日本語のセリフが先にあるんですよね、これは。馬鹿だ~
「ロシア人は約束を守るという習慣がない」それはあなたが金で要求するからですよ。いったん友達だと思ってくれたら、命がけで守ってくれるよ(あ、ユダヤ人だっけ、んじゃ難しいかな。そうだね、差別きついね。「水晶の夜」で誰か死んだの?)
先週までとはもう段違い平行棒!
いやあ、こういうのを一年続けていただいたら、
誰だって受信料だって喜んで熨斗つけて支払いいたしますのにねええっ!
あ、第2部の広瀬様のエピソードかんがみるに、
ロシアの皆様の胸中に入って交歓したなら確かにっ!
でもそこがほら、お国柄の民族柄!世界は深いのおお~っ、
というだるまさん様の感慨にも繋がってくるのではないかとお~♪
先週までの大河とは打って変わって
緊張感溢れた展開ですね!
安定していて落ち着いて見られます。
すっごい映像!でしたっ!映像で語ってくれてましたから、ものすっごい充実感!でしたっ!
安定して安心してみていられますねえ確かに!
そしてそれ以上に私、涙なくしては見られないかと・・・特に来週!白襷隊に203高地でしょう?
私弱いんですよ、この時代の軍人さんを見てるとっ、
国のために身を投げ出した彼らにいったいどうやって報いたらよいものかあっ!ぶわああ~ってもう滝のように涙が!
いつぞやは八甲田山で後藤伍長像を見て死ぬほど泣いていたと物笑いの種にも・・・