NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」第33回「徳川の嫁」

嫁!いい響きですけどねえ、嫁!○○○は俺の嫁~~~ってフレーズも一世を風靡しましたものねえ~~~。あらでもそんなノホホンとしている場合ではなかったですか?この時期は、往年の「功名が辻」でも「天地人」でも、いろいろあれこれ言われながらも盛りあがった感がございます。家康vs三成!天下分け目前夜の丁々発止の戦略やり取り、さああって今作ではどのような仕上がりになっております事やらああ~~~♪

 アバンタイトルの入りがちょっと変でしたねえ、家康様のセリフが途中からっぽいというか、秀忠の「ひ」の所がちょっとこもっちゃって・・。緊急事態に江戸へ帰る秀忠様と江様、江戸で待っていたのは側室としての運命の押しつけ、おのこを産んでもらいましょう!!ポスト秀吉の穏やかならぬ情勢の中、ご法度を破って大名同士の勝手な婚姻を進めるタヌキオヤジの家康様。父はすでに動いておると見通している秀忠様、そして不安を募らせていく江様なのでございます。おさらいは完璧っ!!!

 さて、お江戸で時代遅れの昼メロドラマが展開されつつあるその頃、こちら伏見のお屋敷では緊張の喚問談判追及訴追、政局を左右するやり取りが進行中でございます。先週家康様が進められていた豊臣家の許諾なしでの大名同士の婚姻話、これが案の定やり玉に挙がっておりまして、ひたすら強面で追及する三成殿!
 家康様はカエルの・・・タヌキの面になんとやらでシレっとしながら、でも言葉の上ではあっさりと受け流しちゃって、いやあ~~~これは迂闊でござった~忘れておったと。あくまでもシリアスに迫る三成殿を肩すかし気味にいなされております家康様。でも、だんだんと緊張が?
 と、ここでころ合いを見計らって、同席していた重鎮・前田利家様が割って入って、家康様が頭をチョイっと下げて一件落着?いやあ、ここまであんまり存在感がなかったですけどねえ、今作の利家様。いつぞやは主役であったかと思うと昔日の感がございますねえええ。でもこの段、シャカリキになって迫っていた三成殿がちょっとピエロちゃんでしたねえ。

 花のお江戸・・ってな時代にはまだなっていない方田舎のお江戸に引っ込んじゃった江様、ましてや臨月!中央・・つまり京大坂ですねえこの時代は・・中央の政局が気になってしょうがないみたい。今や敵同士になってしまった感のある姉上・淀様の事も気になるんでしょうねえ。まあでも、母として妊婦として、もっと気にすべき事があるのではないかという気はいたしますが、一向母親としての成長の見えない江様にあらせられましてはやっぱり気になる京大坂~~~。でれっと座ってタメイキついて、お菓子を頬張るお姿はまるで初様みたい~。
 うわっ!来たわよ!加賀まりこ様っ!大姥局がやって来まして江様にダメだしです!だらしない!恥ずかしい!侍女だってお腹の赤子だって見てますよ!って。流石にやっぱりヨシさんみたいに甘くはなかった!!!
 そして言うよう、男の子を産んでくだされ!なんとしてもオノコを産むという気構えが足りませぬ!徳川の嫁たる者の務めは若君を授かる事でございます!無理だなどと言うはご先祖様への反逆、冒涜の極みですぞおおお!!!
 ううううん、気構えで男女産み分けが出来るものなら誰も苦労せんわい~~~・・・なんて言い返すわけにはいかない江様、そうまで言うなら産んでやる、男の子を産んでやろうではないか!と、これまた随分後先の考えのないお言葉を出産されてしまいましたよお~。
 こんな時に庇ってくれるのは旦那様・・・ですけどこれが頼りにならないっ!あの者にはオヤジも頭が上がらないのじゃと。男ってどうしてこうなのっ?家庭内の争議をきっちりまとめて解決しようという心構えが足りないのではないですかああっ???
 ヨシさんの調べによれば、大姥局はそもそも今川家ご家臣の奥方、家康様が人質として今川家にいた頃からの顔見知りで、秀忠様の乳母、つまり母代りっていうか育ての母?ううう~~~む・・・。江様の言うよう、あなたも母上様を早くに亡くしたんでしたっけ・・・とちょっとシンパシー?でもそういう話はすかしてしまう相変わらずのダンナ様なのでございます~。

 京極家では時勢を憂えて初様と龍子様が高次殿に迫ってます。もしも豊臣と徳川が争う事になったらどうなるの?高次殿は、秀吉様より下賜された脇差を持ち出して、これは生涯豊臣の家臣の証。徳川様とてそれは同じ事、殿下への忠誠は揺らがないと・・・。あなたは人が良すぎる!と呆れる女子衆!!

 三成殿が帰った後、家康様が家臣の本多忠勝殿に向かって言うよう、アレで良いのじゃ刺して置いて下がるのが、それが効くのよ、さあてっと~次は何をどうするかなああ~!うわああ・・おぬしも悪よのおお、家康様~~~♪ここまでタヌキに変貌なさるとは!最初の頃やけにい人オーラが出すぎちゃってたのがかえって邪魔ですね、今となっては~~~。

 すっかりコケにされた感の三成殿。やっぱり腹にすえかねていたんですねえ、早速黒田官兵衛殿をお呼びになられて、俺の味方になれと反家康の話を持ちかけまして候。しかし、しかし、しっか~~~し!黒田殿は乗って来ないの!逆に石田殿は人の心が分からぬとおっしゃいます。誓ったからとて人の心は変わる物、それぞれがどのような気持ちで殿下に忠誠を誓ったのかも分かっていない。ましてや朝鮮の役、血反吐を吐いて命からがら逃げかえって来た面々に対して余りにも涼やかにお気楽に偉そうに出迎えちゃったもんだから皆様オカンムリだったんだとか!
 石田様は人は悪くない、ただ人の身になる事が出来ぬと、黒田殿さらに痛い所を突いてきました!でもその苦言を一向に聞く気配のない三成殿。呆れ顔っていうか見捨ててる感じの黒田殿は、勝てぬ戦に首を突っ込むつもりはないと席を立ち、引きとめようとする三成殿の肩を抑えて、力を抜きなされと、後々を考えたら随分重いお言葉を残して、去りにけり去りにけり、後に残った三成殿の、貧乏くさい困惑顔が気の毒で気の毒で~~~。

 うわああ、もうここで1599年?秒読みじゃないですか!天下分け目まで!切羽詰まってきちゃいましたねええ。そんな中、政局に変化がありました。淀様と秀頼様が大坂城にお移りになられました。これって、空き家になった伏見城には家康様が入って政治の実権を握り、一方の重臣・前田利家様は大坂城にて秀頼様のお世話をなさると言う布陣。
 大阪城で三成殿が必死のアピールをしてました。淀様は私が命に代えてもお守りいたす所存にて、って、もうほとんど告白!告白ですよ!お目々キラウルでええ~~~。恥ずかしげもなく良く言いますねええ、三成殿~~~。

 江戸では・・・むしろ邪魔くさい感じですねええ、この時期のストーリーを追って行く途中でお顔を出されますのは・・・って!スミマセン!主人公様でしたね、江様!いやああ、中央の政局に気持ちが入っちゃったもんですから、失礼失礼・・・。とにかく江様、京大坂の方が気になっちゃって仕方がないご様子、秀忠様はあきれ顔です。このままでいるオヤジではないだろうと言う秀忠様、江様は心配が募って胸倉をつかみそうな勢い?
 ってなところで大姥局ご降臨!江様を四つん這いにさせてお豆を拾わせてますっ!どういう罰ゲームですかこれっ?安産の体操なの?って、拾い終わったら侍女たちがまたばら撒いて?また拾いなさいませ?どうしてこんな・・・奥方様が使用人の命令のままになっちゃうんですか?やらせるにしても、もう少しなだめたりすかしたりしながらになるんじゃないかしらねええ?

 ってな時に!こういうのはタイミングよく来るもんですよねええ、前田利家様ご臨終!!愕然とする三成殿!家康様と三成様の間に上手い事入り込んで融和させてきたような感じの利家様。そのクッション役の利家様がいなくなってしまっては政局が破たんするのは必定?
 いえそれ以前にそれ以上に!!!朝鮮の役からこっち不平不満を腹に抱え込んできた家臣の面々が動き出しましたよ!怒りの矛先は三成殿!石田家に押し寄せる反石田勢力!先程来三成殿に辛く当っていた面々がそのままなだれ込んできました!あり得へんほど無茶なカブトで!まるで往年の漫画のロボットみたいよ?三成殿ここで一計を案じまして、逃げこんだた先がなんとなんと南斗六聖拳、家康様のお屋敷!
 最大の敵の元に逃げ込むのがかえって命助くる道なりって事?ここで彼を殺してしまっては天下取りが上手くいかぬと思われましたか家康様、反三成勢力を説得して事を収めてしまいました。っていうか貫録勝ち?むしろこの一件で家康様の力を思い知ってしまったんじゃないかしら?反三成の面々が・・。
 命は助かりましたがしかし・・・これで三成殿の居場所が無くなった模様です。家康様の申し渡しは、隠居しか隠居しかありますまいな、と。大事な事だから二回言ったんですよね?家康様~。
 いやいや仮隠居じゃと宥めすかす家康様。ここでまたあの方が出てらっしゃいました、家康様ご二男の秀康様!今は結城家に養子に入ってらっしゃるそうです。この秀康様を護衛に付けてもらって、佐和山城で隠居というか蟄居と言うか幽閉と言うか押し込めと言うか、頭まで剃っちゃって、手も足も出ない達磨さん状態に~。

 ここでまた江戸城の江様・・今週はもう出番がなくても良かったんじゃございません?そう言う訳にはいかない?にゃんたって主人公様?ううう~~~む、せんかたなしせんかたなし・・・
 江様は臨月になられまして、でも心に渦巻く心配の種はやっぱり京大坂の政局の事。どうして家康様は三成殿を助けたのかと、夫秀忠様にご質問。秀忠様かえして曰く、三成を生かしておけばまた動きだす、オヤジはその時を待っているのだ、豊臣恩顧の大名たちをまとめて始末できるようにな・・。ひえええ!それってつまり豊臣を滅ぼすと言う事ですかああっ??
 と、江様が思わず口走った所ですかさず口を挟む大姥局!奥方様は徳川に嫁がれた身、万一争いになっても徳川の事だけを考えていただきます!って。そうはゆかぬから困っておるのではないか・・・と言いかえしている時に怒りのあまり産気づいてしまわれた江様!はてさて、男の子か、女の子か、どっちかな~~~?
 生まれたと聞いて息せき切って駆け込んだ大姥局に、半紙に書いた命名「竹千代」・・・と見せかけて「珠」!姫じゃとおどける秀忠様。何だかちょっと嬉しそう。大姥局は当てが外れて失望落胆シオシオのパ~~。男の子を生むって約束したじゃないのと江様に詰めよれば、江様答えに窮して思わずまたも口走ってしまいました、次こそは男の子を産んでみせるわ~~~~!・・・何だか往年の「坊ちゃん」の、今度は抜かさずに飛んで見せます!を思い出してしまいますねえ~。
 すかさずニコヤカ優しげなお顔で珠ちゃん様を抱きあやす秀忠パパ様です~~。それに引き換え・・・親子の情と言うか、子供が生まれて可愛いとか、愛情って言うか何て言うか、そういう感情がビックリするくらい欠如した方ですねええ、江様は・・・(汗)。

 刻々と運命の時が迫る大坂城、淀様と北政所様がご相談です。北政所様のご希望は、大名同士が争わず天下泰平になって欲しいとの思し召し。ついてはご自身が大坂城を出られて、その空いた二の丸に家康様に入っていただこうと。前田利家様がお亡くなりになり三成殿も失脚した現在、最早ジタバタせずに一人横綱ナンバーワンの家康様を信じて全てをお任せしてしまおうと言う算段です。
 淀様もこの案に賛成されまして、北政所様は京都で秀吉様の菩提を弔うだけの生活に入られまして候。立場は違えどこの時点ではともに協力しあって行こうとするお二人なのでございました。夕暮れの廊下に立った北政所様、不安の迫る良い表情でらっしゃいました。

 晴れて大坂城に入られた家康様ですが、これで大人しく天下泰平に尽力するような方ではございませんでした。やっぱりタヌキよっ?いずれ豊臣と一戦交える事を見越して味方作りの勢力拡大にご執心。取りあえず目を付けられたのは初様の嫁ぎ先の京極家!お城の修繕費の名目でビックリするくらいの金品を贈られました!いやああ・・・つくづくおぬしも悪よのう、家康様~~~。なんだかガクブルの高次殿、だからあなたは人が良すぎると申したのです!と眉間にしわを寄せて言い募る初様。そして事態を知らせる文を読んで憂い顔のザンギリ三成殿・・・。

 舅様がそんなにタヌキに舵を切ったとは!豊臣VS徳川って事態になったら姉たちとは敵味方。不吉な予感に心を震わせ更に不安を募らせている江様なのでありました~~~。

 本日一番良かったのはタヌキオヤジの本領を発揮する家康様。なんだか生き生きとされてませんでしたか?最初っからもう少し悪い人っていうかこの時代の武将としては当たり前の野望みたいな戦略みたいなものを出してくれてても良かったような気がする今日この頃。でもこっからはもうそういうターンですもの!フレ~っ!フレ~っ!お父さ~~ん!あ、でもこんなに家康様が有利過ぎるほど有利に運んでしまってはこの後の決戦が盛り上がりませんか?ここは一丁出前一丁三成殿の奮起も希望しときましょうっ!

 それと相変わらず絵が綺麗ですよね。侍女たちの格好もそれぞれにカラーがあって。摺り足の駆け足も奥ゆかしかったですし。人物アップの時の背景のボケ味もすっきりしてて。柔らかな陽の光やろうそくの灯、そして影のつけ方も。私的には満足満足~。



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