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zoom RSS 石牟礼道子著「食べごしらえおままごと」を読みました

<<   作成日時 : 2018/07/06 19:54   >>

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石牟礼様と言ったら「苦海浄土」!
恐ろしい公害禍を描き切った定番書です。
ですけど、これでなんだか石牟礼様は畏れ多き人、みたいな思いがあり〜。
苦海浄土以外の著作を読んだことの無いワタクシでございました。
でも石牟礼様は今年の2月にお亡くなりになられまして、
文庫本の帯にも「追悼」とかプリントされてたりして、興味が湧いて読んでみました一冊。

「食べごしらえおままごと」中公文庫 石牟礼道子著 中央公論新社刊 ISBN:9784122056992

いやあ・・胸が熱くなりましたよ〜。
食に関するエッセイっていう立ち位置なんでしょうけど、
家族一族郷土の風土への優しい思い出に満ち満ちてます。
貧乏紳士とでも言うべき父上から教わる「ぶえん寿司」。
ぶえんってのは無塩、つまり生の魚からこさえたまぜ寿司だそうでございます。
料理もおいしそうですけど、おっとこ前な父上に引かれてしまいます。
この国にこんな男はもういねえよなああ・・って〜。

弟さんが生まれてすぐに亡くなり、でもひっそりと15日正月はしようって事になって、
舟を仕立てて駆け付けて来た気品高き大叔母様たちに見守られながら、
お手伝いでお米を研いで、キビナゴの尾引きもこさえた幼き日の思い出。
人間の優しさが滲み出てくるような文章でございました。

などなど・・食べ物で思い出す故郷の昔、みたいな構成でしょうかねええ。

現代のエコノミックな食生活への密かな批判も感じつつ、
昔の日本の九州の天草地方の水俣川畔の・・豊かな自然と風土と人情。
それがじわっと感じられまして、胸が締め付けられるような思いがいたします。
どうして締め付けられるのかって、こげん所に水銀ば垂れ流したものがおるばい!許せんばい!
・・あ、結局「苦海浄土」に戻ってしまいましたか。

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