真田のよもやま話

アクセスカウンタ

zoom RSS 「不死身の特攻兵」(鴻上尚史、講談社現代新書)

<<   作成日時 : 2017/12/24 22:46   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」 (講談社現代新書) 新書 鴻上 尚史 (著)

世はまさにクリスマスイブですが、そういうのはもう卒業しております私は地味に地道に読書感想文など・・。いいえ!拗ねている訳でも妬いている訳でもございませんから!ただただ、ほらあの、ぜひとも紹介したい書籍をたまたま本日読んでしまっただけの純粋な赤心の真心から〜〜!

「不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか」(鴻上尚史、講談社現代新書、2017.11)。海軍の零戦の敷島隊に続いて、陸軍の九九式による特攻隊が編成出撃された歴史。その第一回に出撃して生還し、その後も出撃しては生還した伝説のパイロットを取材した一冊。主人公の佐々木様は合計九回出撃して生還した伝説の存在。故郷では何度も死んだ事にされてたお方。
でも決してそれは輝かしい歴史ではなく、陸軍ではすでに死んだ事になってるんだから今度は死ねと!天皇陛下にも名誉の戦士として報告したんだからこの次は何が何でも体当たりしてくれと!そんな風に言い含められてもなおかつ爆撃-生還の道を選ばれたわけです。

そもそも佐々木様の部隊の隊長だった岩本大尉は「跳飛爆撃」の信奉者。「跳飛爆撃」ってのは爆弾を石投げのようにホイップさせて敵艦の腹に当てる戦法で、甲板の厚い軍艦にはとっても有効な攻撃だったようです。対して特攻ってのは上から一直線に体当たりですから、甲板の薄い徴用艦ならともかく、本格的な戦艦空母には有効な攻撃とは言えないっていうのが岩本様のお考え。
その岩本様が陸軍特攻隊の第一陣に選ばれたのは政治的な配慮ではないかにゃああ〜?んで、岩本様は特攻用に機銃とかを取り外してただただ自爆するために改造されて配備された九九式に、あえて爆弾を切り離す機構を備えて上部に抵抗してたわけです、こっそりと。だって無駄なんだもん、熟練パイロットを使い捨てにしてたらしょせん勝てないんだもん!

ですけど特攻直前、司令官のパフォーマンスの為に丸腰状態の九九式で呼び出されて、案の定グラマンに狙い撃ちされて敢え無く撃墜で、岩本様はお亡くなりになったわけです。ここら辺は司令官が無能!最後は自分も死ぬとか言っといてちゃっかり生き延びてるし!
とにかく隊長以下首脳がいなくなった部隊でも出撃命令が下されたわけで、そこで若年ながら腕利きパイロットだった佐々木様は、爆弾切り離して生還しろよっていう隊長のお言葉に従ったわけで!それで生きて帰ったら軍部から厄介者扱いされて、次は死ねよと命令されて!んでもなおかつ、死ななくてもいいと思います!死ぬまで何度でも行って爆弾を命中させます!って頑張ったわけですよ!
これはもう、飛行機乗りの職人としたら当然でしょ?爆弾ぶつけて生きて帰るために血のにじむような訓練を受けて来たんだから!そのまま体当たりしろってのがそもそも無礼千万なんですよ!人命だって軽視だしさああ!

そういう思いも科学的な戦況もすべて無視して、精神論に持ち込んで自分はちゃっかり責任を逃れた人間がいるようです。いやあ・・真面目な人ほど損をするお国柄なんですかねえ。佐々木様だけではなく、割り切れない思いを抱いて戦後の日本を生きた方は少なくはないようにも思われますし、この時代に鴻上様がこういうドキュメントを上梓して下さった事に感謝いたします。フカブカ〜。



不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書) [ 鴻上 尚史 ]
楽天ブックス
講談社現代新書 鴻上 尚史 講談社フジミノトッコウヘイ グンシンハナゼジョウカンニハンコウシタカ コ

楽天市場 by 不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書) [ 鴻上 尚史 ] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「不死身の特攻兵」(鴻上尚史、講談社現代新書) 真田のよもやま話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる