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zoom RSS 【読書感想】やけあと闇市野毛の陽だまり

<<   作成日時 : 2016/01/09 18:16   >>

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書名:やけあと闇市野毛の陽だまり
副書名:新米警官がみた野毛の人びと
著者名:伊奈正司・著 伊奈正人・解題
出版社:ハーベスト社
出版年月:2015年12月
ISBN:9784863390706

新年早々本屋で見かけて衝動買いして面白かった書籍です。

戦後、庶民が物資不足に悩んでいた時代、「あそこに行けば何でもそろう」と頼りにされていたのが横浜・野毛。もちろん闇マーケットです。カストリ焼酎、クジラを焼く煙、デンスケ賭博、浮浪者やヤクザでいっぱいの、活気のあり過ぎるこの街に赴任してきた新米警官が若き日の著者であります。
「竹さん」というニックネームのついた新人警官は足が遅くてノンビリ屋でしたが、そんな事で当時の野毛の交番勤務がやって行けるはずもなく、すぐに手厳しい職質や取締り術を身につけるとともに、町の人びととの心の交流も重ねて幾星霜、定年後思い出を文章と絵に認めたのがこの本の元となっています。
印象に残るのは度重なる鉄火場の手入れとか、不良米兵へのチョイと手荒な制裁とか、あ、それと町の人びと!中華料理屋のおばあちゃんが道端で中国布靴を縫っているところに通りかかると、お前靴の文数はどのくらいだネ?足出せっ!と声をかけてきます。どうやら竹さんに靴を作ってやろうという親切なんですけど、警邏の途中なんでまた今度なと返す竹さん。結局この人と会うたびに「足出せっ」「また今度ネ」と言い交わすのが挨拶になったというエピソードなどなど・・。
殺伐とした感じがしつつも人情が迸るんですねえ、戦後の野毛界隈。絵がいわゆるヘタウマで見飽きませんのと、著者の人柄がにじんで微笑ましく読ませていただきました。足が遅くて絵が達者な警官に悪い人はいないだろうと思うのは私だけですかねえ。




やけあと闇市野毛の陽だまり [ 伊奈正司 ]
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新米警官がみた横浜野毛の人びと 伊奈正司 ハーベスト社発行年月:2015年12月 ページ数:164p

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